『重陽の節句』 【季節の言葉1017】本日9月9日は
『重陽の節句』です。
五節句の一つである『重陽の節句』は別名「菊の節句」とも言い、
五節句の最後を締めくくる大切な節供です。
菊に長寿を願う日でもあり、この日は敬老会の催し等も多い日でもあります。
小難しいことは下記サイトに任すとして・・・・・
http://www.bukyu.com/seck/s9.html
毎年
『重陽の節句』の日に京料理屋さんでは、菊酒に始まる
菊尽くしの膳をお出ししますし、
和菓子屋さんは着せ綿の菊の和菓子を拵(こしら)えます。
「菊の節句」ということで、京都では結構忙しい一日でもあります。
ワタシの処も
『重陽の節句』には下記写真のような
「菊の着せ綿」の和菓子を皆さまの処へふるまいます。
妻は朝から「菊尽くしの膳」の用意や仕度で忙しくします。
「菊の着せ綿」というのは、菊の花に綿を覆い被せたもので、
重陽の節句前夜、菊の花を綿で覆って露や匂いを移し取り、
翌朝その綿で体を拭うと長寿を保つという慣わしからです。
・・・で、この「慣わし」・・・女性の方々は必見です♪
クレオパトラは薔薇の精油で肌を潤し、薔薇の花びらを飲み物や食べ物などに効果的に使い、
薔薇のお風呂などは有名ですよね♪・・・って、良からぬ妄想が膨らむ~・・・・・♪
このようにしてクレオパトラは美貌を保ったんですよねぇ~・・・・・
この菊の「着せ綿」と云う慣わし、前夜、菊の花の上に真綿をかぶせておきますので、
月の雫(つきのしずく=夜露)を含んだ真綿には、菊の香りやエキスをたっぷりと含んでいます。
それを平安貴族の女性たちは、年齢を問わず
「美顔・美肌」等に用いたんですよねぇ~・・・・・・
平安貴族の女性たちはきっと、菊の花の成分を惜しみなく使って、
美貌を保もち
「源氏物語」のようなラブ・ロマンスを繰り広げていたのでしょうねぇ~・・・・・
ちなみに平安時代当時は、何と菊のポプリを入れた
『菊枕』まであったそうな・・・・・
「京都は菊もかぶるや綿帽子」(小林一茶)そうそう、「菊の節句」で思い出しましたが、ちょうど稲刈りの時期に
豊作を祝う『栗の節句』っていうのもあって、栗御飯や栗金団などで祝います。
上賀茂神社・重陽神事・烏相撲(今年は烏相撲は中止、重陽神事のみ斎行(参列拝観は停止) 興味のある方は、下記の「続きを読む」をクリック!いつもご訪問ありがとうございます。
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『菊尽くしの膳』正直
『菊尽くしの膳』と言っても全部が全部に
『菊』が入っているワケではなく、
『菊』を添えている・・・『菊』を台座にしているだけの料理も中にはあるワケでして・・・・・
そのような料理に関しては、お婆さん好みの料理だったりするワケです。
たとえば、お刺身だとかは『菊』を台座にして細かい氷を上に引くといったようにします。
・・・で、食用菊なのですが、何種類かは巷でも出回っています。
花の鑑賞とその食用をたのしむ「もってのほか」などの食用菊もありますが、
普通の小菊や大輪菊の花弁を使っても結構です。
元々、菊科の植物の花弁は食べられるモノが多く例えば、ワタシの大好きな『ダリア』
ダリアも菊科の植物なのですが、花弁は食べられます。
簡単に料理法を説明すると、
まず花弁をほぐして、花びらを金網のザルに入れてサッと茹(ゆ)でます。
これは、ゆですぎないことがポイントです。
そして茹(ゆ)でる時に数滴「食酢」を入れると色鮮やかに仕上がります。
これで基本は出来上がりです。
あとは、クルミあえにしたり、おひたしにしたり、酢の物やお吸い物の彩りに加えたり、
ばら寿司の上に彩り添え、天婦羅・・・・・等々、色々な料理に出来ます。
もし宜しければ一品でも!!
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2020/09/09(水) 09:00:00|
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