七十二候【菊花開（きくのはなひらく）】

「菊花開（きくのはなひらく）」
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菊の花ひらく
春のやわらかさより
夏のあかるさより
冬のとうめいさより
秋のおだやかさをえらんで
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寒露　次候
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言葉／西村 ゆり
絵／児玉 彩#七十二候 #菊花開 #菊 #暦 #寒露 pic.twitter.com/AqooXESUMr

— はるなつあきふゆの曲線 (@72noashioto) October 12, 2017

七十二候【菊花開（きくのはなひらく）】

「菊」は春の桜と並び、日本を代表する花。

いにしえより日本では、
「菊」は、花の中で最も品格あるものとされ
「百花の王」と称賛されてきました。

ちなみに中国の「百花の王」は「牡丹（ぼたん）」。
派手好みの中国と、品格と奥ゆかしさを大切にする日本。
昔から今に至るまで何も変わっていない処に驚かされます。

中国伝来の当初は鑑賞用としてではなく、
邪気をはらう不老長寿の薬として伝わったようです。

平安のころから宮中では菊花の宴（重陽の節句／旧暦9月9日）が開かれ、
菊酒の盃を交わす華やかな行事が行われていました。

前夜に真綿を菊の花にかぶせ、
夜気におりた露と香りをしみこませた「菊の被綿（きせわた）」で身体を拭い、
女性たちが若返りを願った習わしも実に雅な趣です。

「菊」は高貴な花、霊力を持った花としていにしえより愛され、
花の姿を鑑賞すれば美麗。
ごく身近にありながらも、実は奥深い「菊」の美を、
駆けゆくように去る秋のひととき、五感で感じてみましょうね♪

【きょうの和菓子の玉手箱】菊のきせ綿・・・『菊の朝つゆ・游月』詳しくはblogでね！ https://t.co/CrFp8V4nGO #京都 #和菓子の玉手箱 #和菓子 Instagramはコチラ https://t.co/WYVP8CK9B7 pic.twitter.com/zRAGnz8p5t

— 京都五感処－京都Loversフォーラム－ (@Kyoto_Lovers) October 8, 2019

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