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投資暦ウン十年、リーマンショックもアベノミクスも今回のコロナの大底も明確に全てリアルタイムで当てました。株式トレードの他に音楽や趣味、有益・無益情報と人生の生き残り術。

『小春日和と凩(こがらし)』  【季節の言葉1030】


『小春日和と凩(こがらし)』  【季節の言葉1030】

 これから「小春日和と凩(こがらし)」が交互にやって来そうですね♪

 最近、頓(とみ)に季節の言葉や季語を使わなくなりました。とても悲しいことです。
とても素晴らしい言葉が沢山あるにも関わらず、
大人になっても美しい日本語を知らない・・・もしくは使わないとは・・・・・

せっかく四季が美しく、四季の言葉が沢山ある日本に住んでいて
美しい言葉が失われて行く様は、人の心が失われて行くのと同じに映って・・・非常に悲しい現実です。

なんと言ってもメディアのアナウンサーとして採用されている方々の多くは
帰国子女と呼ばれる日本語が堪能では無い方々で占められているお国柄ですから・・・・・

そもそもメディアのアナウンサーは、日本語を正確に伝える「義務」があります。
公共の電波を使っているワケですから・・・・・
しかし今ではNHKでスラ、母音も子音も発音が滅茶苦茶な輩が堂々と
7時のニュースを読んだりしている・・・・・

アナウンサーとして正しい日本語を喋る「語り手」
プロの語り手としての「矜持」を持ってもらいたいものです。

たとえば お月さま♪
お月さまを愛でて美しいと感じる心
そしてそのときに様々な美しい言葉が浮かんで楽しむ心を持ち合わせている人と、
上を見上げることすら忘れて、
目の前にある煌びやかに見える幻想のみを美しいと感じる人生を歩む人とでは

たとえ裕福になったとしても
虚栄心と大金と下品な品性しか持ち合わせない
味っ気のない素っ気無い人生だとは思いませんか?!

美しいモノを美しいと観れる心、高貴に感じる心・・・と
値の張るモノを高貴と思い込む心とは
ほんの少しの時間さえあれば、
すぐに人間の品性を変えて行く力があります。
アナタはその力をマイナスに使いますか?
それともプラスに・・・・・

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わたせせいぞう 画

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◆『小春』◆
「小春日」「小春日和」「小春凪(なぎ)」「小春空」
という風に使いますが陰暦十月の異名です。
ただ、陰暦を陽暦にする場合、単純に一ヶ月ずらすというのではなく、
十一月も半ば過ぎから十二月初めの期間に合わせるのが良いかと思います。

つまり、初冬というよりも冬の気配がはっきりしてくる頃の季感として把握しておく方が良いです。

「小春」の字面通り、春に似た穏やかな日和のことで、
「小」という接頭語がついているのは、春よりも期間が短いという意味と、
小さなものを愛(いと)おしいと感ずる気持ちが込められているからです。

いずれにしても、冬に向かう季節風、いわゆる「木枯」の吹いたあとには
必ず静穏な晴天が二・三日続く・・・つまり気持ちの上でも緊張の和らぐひとときと考えれば、
この季語には日和の快さを称美する響きがあるのです。
「小春日和」「小春空」また「小春凪(なぎ)」などという使い方も、そのあたりから生まれています。

なお、言葉としての歴史は古くて、中国の文章にも出てきますが、
わが国では、十四世紀に書かれた吉田兼好の「徒然草」の中に「十月は小春の天気」という一節が見られます。

有名処では
古家のゆがみを直す小春かな ・・・・・ 蕪村
小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 ・・・・・ 村上鬼城
遠まわりして生きてきて小春かな・・・・・永 六輔


◆『凩(こがらし)』◆
「凩」
は、今ではほとんど「木枯」と書きますね。
木の葉を吹き散らし、木も枯らさんばかりの強風からきています。

 その年の気象によって多少の早い遅いがあるので、
江戸中期の季寄せ「滑稽雑談(こっけいぞうだん)」でも、
歌論書「八雲御抄(やくもみしょう)」の「こがらしは秋冬の風、木枯なり。ただし、木枯の秋の初風とも詠めり」
・・・と紹介しています。

「時雨(しぐれ)」なども同様に決めかねていたようで、
「秋の詞入ざれば冬に成也」と連歌の「本意抄」の解説をやはり「滑稽雑談」は紹介しています。
「去来抄」で話題になった「こがらしの地にも落さぬしぐれかな 去来」などは
まさに季節の移(うつ)ろいを適確に目に留めた句と思います。

今日では「凩」「時雨」も冬の季に入れて定着しています。
「時雨」に「初時雨」などと「初」を冠してこの雨に対する思い入れを表していうのと同じように、
いつの頃からか「木枯らし一号」などと称して、
冬のいよいよの到来を覚悟させる用語として使われるようになったみたいです。

「凩」といえば「凩の言水(ごんすい)」と異名をとった池西言水の「凩の果はありけり海の音」はつとに有名です。
この句は正岡子規編纂の「分類俳句全集」では「凩(水辺・除肢体等・除山)」の項に入集されていて、
この項の句数はこの句を入れても十句に過ぎず、その中でもこの句の発想は注目に値するかと思います。

近現代では「木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介」の句もそうですが、
何といっても「海に出て木枯帰るところなし 山口誓子」に尽きるかなぁ~・・・なんて思っています。

有名処では
木枯に岩吹とがる杉間かな・・・・・芭蕉
木がらしや菰(こも)に包んである小家・・・・・一茶
凩や海に夕日を吹き落とす・・・・・夏目漱石
凩や星吹きこぼす海の上・・・・・正岡子規


「凩や星吹きこぼす海の上」なんかは、風景を思い浮かべるだけで
厳しさの中(厳しい時代)の美しさと、ロマンティックな風情が漂ってきますね。

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