『吾唯知足』 (京都の休日713) 師走もそろそろ押し迫ってきました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
『吾唯知足』師走の忙(せわ)しい年の瀬だからこそ この一言を
『吾唯知足』 = “I am content with what I have.”休みの日には、朝の日の光を身体一杯に浴びよう! 出来れば毎日・・・・・
朝の日の光を身体一杯浴びるために、少しだけ普段よりも早く目覚めよう!
たったそれだけで、一日がポジティブに進みますよ!
日の光って凄いのです。
散歩・・・散策・・・休みの日には、ノンビリと上質な時間を作りましょう。
興味のある方は、下記の「続きを読む」をクリック!いつもご訪問ありがとうございます。
皆様の“ポチッ♪”っとが励みになります(^^)
キーボード左下の【 Ctrl 】を押しながらポチッ♪ よろしくお願いします。
人気ブログランキング
洛西・衣笠山の麓、石庭で世界的に有名な
龍安寺(りょうあんじ)があります。
皆さんがご存知の
金閣寺から仁和寺までを「きぬかけの路」と呼び、
その路のほぼ中央に
「龍安寺(りょうあんじ)」があります。
見る人を哲学的な瞑想の世界へいざなうと言われる
方丈前の枯山水の石庭は世界的に知られています。
京都を紹介する際の
「枯山水」の写真は、ほとんど龍安寺の枯山水です。
そうた 京都行こう 龍安寺龍安寺 Ryoan-ji Rock garden三方を築地塀に囲まれた東西約30m、南北10m余りの長方形の庭に白砂を敷き、
15個の石が東から西へ7・5・3と配され、白砂に筋目で波紋が描かれています。
境内の樹木を借景にし、石庭には草木は一本もありません。
「庭」はもともと儀式を行う清浄な場所で、
砂を敷くだけで一木一草を植えることも許されなかった・・・・・
これを引き継いだのがこの石庭と言えます。
15個の石は目の高さでどこから見ても微妙に重なり合い、
どうしても14個しか見えず、これを
「虎の子渡し」とも言います。
虎が子供を連れて川を渡る時、必ずその子を隠すことから
隠れた石を虎の子に見立ててこう呼んだそうです。
実はこの石庭は
禅の悟りを表現したもので、無限の教えを語りかけており、
庭を見た人たちがそれぞれに何かを感じ取ることを期待しているそうです。
例えば・・・
事の本質という物は、実は隠れていて観えにくくしてあるもの・・・・・
角度を変えて、見方を変えて、考え方を変えて、色眼鏡を捨てて・・・・・
さすれば事の本質はおのずと現れてくる。
「虎の子渡し」のように事の本質を見抜く瞳を養いましょうね。
茶道や華道、香道など、すべての根底にあるのは
禅の心です。
茶の湯は禅の心を基本としていることは、
千利休の映画や本などでご存知の方も多いかと思いますが、
華道の基本である
「天」「地」「人」も
禅の心からきています。
この龍安寺には、方丈の北東に据えられている銭形の蹲踞(つくばい=手水鉢)(上記写真)があり、
中心の口の字を回りにある4字と共用して
「吾唯知足=われただたるをしる」と読み、
禅の言葉を図案化した無言の教えとなっています。
ワタシはこの言葉が非常に大好きで、
手紙等にもこの
「吾唯知足」の図案入りを使用しているくらいです。
この
「吾唯知足」という言葉は、
佛遺教經(お釋迦様遺言のお經)の中に、
知足の者は 賤(いや)しと雖(いえ)ど富めり
不知足の者は 富めりと雖も賤し
(足るを知る者は貧しくても幸せであり、足るを知らない者は たとえ金持ちでも不幸である。)とあるところからとったもので、これは禅の真髄であり茶道の精神でもあります。
水戸黄門でお馴染の徳川光圀が寄進したと言われており、
現在、庭に置かれている蹲踞は複製品で、
本物は茶室「蔵六庵」に保存され非公開です。
この蹲踞の傍らに晩秋から寒中に一重の花をつけるツバキがあり、
茶人が茶花として好む
侘助(わびすけ)の老樹が、蹲踞に彩りを添えています。
そうそう、茶人の御宅は歩いていても直ぐに判ります。
必ず茶花や茶木等が植えてありますから・・・・・
よく瞳にするのは、茶木で
「蝋梅」「猫柳」「南天」「山藤」「花水木」「三又」「寒木瓜」などなど・・・
茶花で・・・
「桔梗」「片栗」「錨草」「待宵草」「竜胆」「紫苑」などなど・・・
普通の御宅には上記を好んで植えている既得な方は
それほどいませんので非常に判りやすいです。
普通の御宅はこれからの時期、
水仙に始まりチューリップ→ダッチアイリス→紫陽花→百合→
グラジオラス→向日葵→ダリア→秋櫻(コスモス)・・・・・
そのほかに薔薇やパンジー、ペチュニア、マリーゴールド・・・・・
・・・これってワタシの自宅の表庭の毎年のパターンでした。
ちなみに我が家の座敷庭や裏庭等は
上記に紹介した茶木・茶花のほぼすべてが彩りを添えています。
話が少し逸れましたが・・・・・
世間ではこの
「不知足」足るを知ることができないニュースが頻繁に流れていますが、
欲望は次から次へと膨らみ心が満足することが無く、いつまでも心が貧しい・・・・・
足るを知る 何ごとも腹八分目と昔から言われておりますが、
あともう少し・・・あともう少し・・・という気持ちが欲を膨張させ、
さっさと利確すれば良いものを欲を掻(か)いたばっかりに
アラアラアラっと言う暇もなしに真っ逆さまに・・・・・
「鯛の頭と尾っぽはくれてやれ」っていうことで、何事にもほどほどに・・・
ワタシは神でもなければ仏やお釈迦様でもありませんので、
欲望を全て手放すことは非常に難しい問題です。
ですが、
欲望と苦難(苦しみ)は表裏一体なんですよねぇ~・・・解りますか?!
所持している銘柄が騰がれ騰がれ(欲望)と思うのは
当ブログをお読みの皆さま方にとっては当り前の事なのですが、
その銘柄が下がると一転、苦しみに変わりますよね。
そういう事なんです。これって判りやすいでしょ。
何事においても欲望と苦難(苦しみ)は表裏一体です。
欲(物欲等)が苦難(苦しみ)を呼び込んでいる事に気づけば、
どこに幸せを求め・・・何をもって幸せなのか・・・が観えてくるのですね。
幸せは、実は目の前に沢山あるのです。
ただそれが欲望のせいで見えなく成っているだけなのです。
TVなんかは、欲望を増幅させる最たるモノで、
一般庶民を欲望へ誘(いざな)う為の装置です。
もっと云えば、TVは一般庶民を不幸へと突き落す装置です。
足るを知る人こそが、幸せがわかる人なのですよね!
日々感謝の心です。
日々、たとえ小さな事柄であっても・・・・・例えば
気持ち良い朝を迎えられたから感謝。
晴れたから、お日様が観れたから感謝。
お月様が観れたから感謝。
子供たちの・・・家族の笑顔が観れて感謝。
冬寒い季節に、綺麗な野花が観れたから感謝。
どんな事にも絶えず感謝し続けてご覧♪
絶対に絶対に幸せが訪れるから♪
騙されたと思って1ヵ月間だけでも続けてご覧♪
時々ならダメだよ! 毎日続けるのよ。
日々たとえ小さな事柄であっても探して続けるんです。
そうしたら・・・
幸せが向こうから喜び勇んでやって来るから♪いつもご訪問ありがとうございます。
皆様の“ポチッ♪”っとが励みになります(^^)
キーボード左下の【 Ctrl 】を押しながらポチッ♪ よろしくお願いします。
人気ブログランキング
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2021/12/29(水) 07:00:00|
- 京都の休日
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0