「きみたち日本人はアメリカにこんな残虐な目にあわされて、腹が立たないのか」
田中角栄待望論がいまだ根強いワケワタシがリスペクトする御仁の中の一人が「田中角栄」氏ですね。
このような国士に、一歩でも近づきたいものです。
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1960年代くらいまでの政治家
例えば佐藤栄作とか池田勇人とか
池田勇人と敵対していた福田赳夫とか・・・・・
おそらく常識的に知っていたんじゃないかな?
田中角栄は間違いなく知っていた。
田中角栄は、ブラジルの不毛酸性土壌
「セラード」 (ココをクリック)の開発をやったでしょ
世界で誰も成功しなかった
植民地時代でさえ誰もやらなかった
ところが酸性土壌、基本的に日本と同じ土壌なんですよ。
酸性土壌がなぜやりにくいかと言うと
リン酸肥料をイオンでくっつけてしまって
肥料として効かなくしてしまう・・・だからなんですね。
ところが日本は昔から、それをやってきたワケです。
・・・で、高度経済成長がピークを迎えつつある頃
そこで米国が突如・・・別に陰謀とかじゃなくて
全く自己都合で「大豆」の輸出制限をやってきた。
豆腐トウフの原料ですね。
そこで田中角栄、食糧生産を海外でという
かつての満州と同じような事を考えたんですよ。
そこで満州でそういうこと実験していた人たちを呼び寄せ
当時まだいたからね、第一線に・・・・・
ブラジルに派遣し、それこそ日本のカネで
大量に土壌改良剤とリン酸肥料をぶち込んで
強引に「セラード開発」をやり遂げてしまったんですよ。
その結果、20世紀末までに・・・・・
もうその頃には田中角栄は、いらっしゃらないワケだけど
ブラジルもそしてアルゼンチンも
米国と並ぶ大豆の巨大産出国になってしまい
その力で巨大ビーフ産地になってしまい
日本の牛丼を支えてたりしているワケなんですよ。
田中角栄を日本の土建屋ヤクザ政治家・・・・・
・・・みたいに言う人がいますが
田中角栄は、大河内正敏の薫陶を受けた
大河内正敏この人は理研グループのドンだった人です。
東京帝国大学卒の学者にして実業家です。
日本の工業技術が実は、農地改良農業技術と繋がっていて
それは化学工業がまず肥料産業そして爆薬産業という風に
成長を遂げたことを大河内正敏は間近で見ていた人だった。
田中角栄もそういう頭の構造の人なんですね。
ところが中曽根康弘さん辺りから違うんだよね。
田中さんと中曽根さんは同い年、誕生日も2週間しか違わないけど
決定的に違うのは「戦地経験」なんだよね。
田中角栄という人、大陸の戦場を実際に見ている。
そこでまた軍部と、そしてそれとくっついていた「政商たち」
代表的なのが日本窒素コンツェルンの野口遵なんだけど
こういう人が何を考えていたか?
硝煙吹き荒れる大陸で実地で自分で見聞きして
骨の髄まで叩き込まれている人なんですよ。
しかもその中で現実にビジネスをやってきていた人なんだよね・
この経験は大きいよ。
野口遵は、ドイツが「ハーバー‐ボッシュ法」を発明し
「窒素の物質化・窒素固定」という革命的な技術を完成させるのを見ました。
おそらく20世紀で最も重要な科学技術の進歩なんだけど
今まで植物しかできなかったこと
初めて人間が人工的にできるようになった。
ドイツ人が長年苦しめられてきた飢餓から
解放される目処が立った。
その技術はそのまま「爆薬製造」に使えることが分かると
ドイツはその力で最初の世界戦争を始めました。
野口遵、それを間近で見ていて一から勉強して
日本で初めてそれをやった人なんだよね。
しかもハーバーボッシュとは違うやり方で
世界で初めて成功させている。
当時の軍部にも頭のいいエリートがいたから
それがいかに重大な意味を持つか?
よくよく分かっていて
野口遵を徹底的にバックアップしたんですよ。
関東軍参謀グループがそうでした。
田中角栄が今太閤・・・すなわち秀吉だとすると
田中角栄が日本で草履取りをやった殿様・・・・・
少年実業家 田中角栄にとっての「織田信長」が
「大河内正敏」だったわけで
「大河内正敏」も「野口遵」あたりと同じタイプの人間なんで
東大の理系出身の、しかも単なるエンジニアではない
現在のベンチャーキャピタリストでもない
本物のベンチャーキャピタリスト・・・・・
日本にも昔は、そういう人が結構いたんですよ。
これは中国や朝鮮には出なかったタイプの人間なんです。
脱線するけど安倍政権が、韓国に対する制裁として
半導体生産に必要なフッ素化合物の輸出制限
フッ素化合物・・・元々そのために作られたものではなく
リン酸化合物を、いかに精製していくかという過程で
副産物として出てくるものなんです。
さらに地道に製鉄業で生産される「粗鋼」の
性能を上げていく過程で、鉄にリンが含まれるほど
鉄は脆くなってしまう。
例えばタイタニック号
沈没した原因の一つもそれなんですよね。
鉄の性能が追いついていなかった。
鉄に含まれるリンが多すぎたんです。
これを取り除く過程でフッ素化合物が必要になる。
フッ素化合物を作ったり取り扱う技術って
そういうところで培われてきたんだけど
つまりリン酸化合物扱う工業の派生部門として
フッ素化合物産業ができて
その延長で半導体産業があった。
ホスフィン・ジホスフィンを作るところ
ところが韓国みたいな国
真似ばっかりしてきたから
そういうまともな・・・と言ったら悪いけど
ボトムアップ式の工業技術が身についていないワケ
産業の途中段階からカンニングして入ってくるやつは大体そう
日本もそうだったけど誰も教えてくれないから
ボトムアップはおこなわざるを得ず、やっててきたんですね。
しかしそれは財閥系ではなく
昔はベンチャーキャピタリストの仕事だったんですよ。
しかし韓国なんかは徹底的に財閥中心だから
そういう人間が育たなかったんです。
中国はもっとそう
それで困ってるんですよ。
習近平が中国共産党幹部を集めた会議で
100円ショップで売っているボールペン
中国がほぼ100%作っている
しかしボールペンの先にあるボール
これはほぼ100%日本で作られる
たったこれだけの部品がなぜ中国でできないのか?
我々にボールペンのボールが作れず
日本にできるのはなぜか?
それが分からない限り我々は永久に下請けのままだ!
会議の席上わざわざそう言ったらしい。
こういうこと、簡単そうで簡単じゃないんだよね
はっきり言えば
「大河内正敏」とか「野口遵」みたいなタイプの人間
中国や韓国にはいなかったってこと
田中角栄は十代の頃から
そういう人たちを間近でバッチリ見ていて
日本が何が足りて、何が足りていないか?
国家の生命線とは何か?・・・・・
・・・ということが重々分かっていたんです。
ところが中曽根さん
結局、東京大学法学部から内務省
そこで海軍短期現役士官制度で編入されただけの人だから
分かってなかったんだよね。
農業と工業
技術的に実は、窒素化合物製造とリン酸化合物製造という
プロセスで根っこでつながっている。
そういう産業観・・・結局持っていない&持ち得ない
大日本帝国を作った人々は皆持っていた
中曽根さん辺りから持っていないんですね。
田中角栄は生まれも育ちもそういう処だったから
分かっているんですよ、皮膚感覚で・・・・・
ところが中曽根さんから、こっちの政治家や官僚
そういう『皮膚感覚』がもうないワケね。
損得勘定だけしか学んでいないから・・・・・
だから憲法改正にこだわったりする
そんな話じゃないんだって
軍隊を増やす武装を整える
そんなことは馬鹿でも考える
それ以前に、やっておかなければならないことがある
それを考えるのが「国士」ってものでしょ
田中角栄はそれを普通にやっていたんですよ。
けど中曽根さんがどうだったかね?
ある意味、平成くらいから沢山出たタイプの政治家の走りこそ
中曽根さんだった。
田中角栄とは歳は同じでも全然違うタイプでした。
平成の政治家の多くに共通している
それは中曽根さんから始まっていて
田中角栄とは似て非なるものなんだよね。
田中角栄タイプの人
・・・っていうのは かつての佐藤栄作グループ
自民党の保守本流主流派・宏池会
これが小渕恵三元首相の死をもって終わっていて
そこから先
旧福田グループ・・・現在の「清和会」になったでしょ
森小泉グループ
もうそこで自民党は終わっていて
ボトムアップで国益を考えられるグループはもはや
自民党にはいないんですよ。
それが国民も分かっていないし新聞記者も何もかも
みんな分かっていない。
理由が分かっているのは
おそらく官僚のごくごく一部だと思います。
残念ながら経済界(財界)にもそんな奴はいない。
繰り返すようだけど「大河内正敏」や「野口遵」
加えて「高峰譲吉」みたいなタイプの人
「高峰譲吉」はジアスターゼだけの人じゃないからね。
この人も実業家なんです。
しかも燐酸肥料を取り出す方法を熱心に研究していた人です。
この話は“Wikipedia”には、なぜだか書いていないんだよね。
“Wikipedia”ってあれ、いろんな意味で日本人には知らせたくないこと
日本語版では書いてないよ。
日本の政治家で、そういうことが分かっていた最後の人
元々信越化学グループのドン
「小坂徳三郎」さん
・・・辺りが最後だったんじゃないかな?
小坂さんだと田中角栄とそういう話をして
話が通じたと思うんだよね。
「信越化学グループ」
野口遵が作った日窒コンツェルン中核企業のひとつです。
日窒コンツェルンといえば旭化成もそう
旭化成のドンだった「宮崎輝」さん
この人も分かってたよ
この世代の人は分かってる
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- 2022/06/05(日) 07:00:00|
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