
わたせせいぞう 画
『入梅(にゅうばい)』といえば『五穀豊穣』 【季節の言葉1331】 本日6月11日(土曜日)は
『入梅(にゅうばい)』です。
『入梅(にゅうばい)』と
「梅雨入り(つゆいり)」は別のもので、
『入梅(にゅうばい)』は
「立春」から135日目の日を暦の上で決めた日、
つまり
『入梅(にゅうばい)』は暦用語・季語で、
「梅雨入り(つゆいり)」は気象用語です。
本日は七十二候
「芒種」次候の
「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」です。
ちょうどホタルが多く観れる時期ですね。
ホタルが良く観れるのは雨上がりの日。
クルマのエンジンを切って、ハザード・ランプを点滅していれば
仲間だと勘違いして寄って来てくれますよ♪
『入梅』の頃には、田植えが行われ、雨の恵みで
『豊饒(ほうじょう)』が始まります。
天気予報のない時代には、暦なくして農作業は為しえなかったことが頷けます。
毎年、伏見稲荷大社では
「田植祭」が行われます。
タスキ掛けの早乙女など30名が、神前に日々あげられるご料米の稲苗を
神職より手渡され、神田に植え付ける。
巫女が、五穀豊穣を祈願し「お田舞」を舞い「お田植歌」を奏する。
そして10月25日の
抜穂祭とともに、神事祭事として続いています。
■壬(みずのえ)は水の気の強い性格入梅の由来や起源ははっきりとわかっていません。
ある説によれば、気象学がまだ発達していなかった頃は、
農作物の出来高をよりよいものにするために「梅雨」がくる時期の目安を
知っておく必要がありました。
そこで、江戸時代に暦の上での入梅が設けられたということです。
「入梅」は、芒種(ぼうしゅ)の後の最初の壬〔みずのえ〕の日です。
それは、陰陽五行説で「壬は水の気の強い性格」とされており、
水と縁がある日ということで、入梅の時期の目安に選ばれました。
※「芒種(ぼうしゅ)」は新暦6月5日~20日頃。
■6月を水無月(みなづき)と呼ぶ6月を水無月と書きますが、決して水の無い月という意味にはなりません。
「無」=「の」という意味で連体助詞です。
つまり
「水無月」は「水の月」という意味なんですね。
6月といえば「水無月」。「水無月」といえば「水の月」。
「水の月」といえば『入梅』。『入梅』といえば『五穀豊穣』。
誰しも太陽のようになりたいといいます。
しかしワタシは雨のようになりたい。
太陽は陰をつくるけれども、
雨(水)は、隅々まで・・・・・それこそ地の果てまで
潤(うるお)いを行き渡らせ 命を育むことができます。
でも・・・雨は、あまり好かれないよね。 梅雨入(つい)りとて鶉(うずら)の卵もらひけり・・・・・原 石鼎
手ぬかりのありしごとくに梅雨に入る・・・・・進藤 一考
入梅や墓さむげなる竹のつゆ・・・・・芭蕉
降音(ふるおと)や耳もすふ成(なる)梅の雨・・・・・芭蕉
ふところに乳房ある憂(う)さ梅雨ながき・・・・・桂 信子[京都二十四節気] 芒種いつもご訪問ありがとうございます。
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/06/11(土) 09:00:00|
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