「スタグフレーション」現実味=主要中銀、一転利上げ―価格高騰の収束見えず
【ワシントン、ニューヨーク時事】ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で世界的にインフレが広がる中、
主要国がこれまでの金融緩和を転換し、利上げを急いでいる。
積極的な引き締めで景気減速が見込まれる一方、エネルギーや食料価格の高騰は収まる兆しが見えない。
インフレと成長の停滞が同時に起きる「スタグフレーション」が現実味を増している。
「スタグフレーションのリスクは大きい」。
世界銀行のマルパス総裁は7日、世界経済の先行きに対する警戒感をあらわにした。
世銀は最新見通しで、インフレ高進と金融引き締めの加速を予測。
2022年の世界全体の成長率を従来の4.1%から2.9%へと大きく下方修正した。
世界経済に大きな影響を与える米国では、中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が15日、
通常の3倍となる0.75%の大幅利上げを約27年半ぶりに決定。
約40年ぶりの高インフレ抑制へ、大幅な利上げを続ける姿勢を鮮明にした。
マイナス金利を導入していた欧州の主要中銀も政策転換に乗り出した。
スイス国立銀行(中銀)は16日、約15年ぶりに利上げを決断。
欧州中央銀行(ECB)は7月に11年ぶりの利上げに踏み切る方針だ。
大規模緩和を続ける日銀は取り残された格好で、米欧との金利差が広がることにより、
一段の円安圧力が強まりそうだ。
一方、ウクライナ危機を背景としたエネルギーや食料価格の高騰、
新型コロナウイルス危機からの景気回復で膨らんだ需要に供給が追い付かない問題などは、金融政策では解決できない。
インフレ抑制に「どれほど利上げが必要なのか不透明だ」(FRB高官)と、
当局者からも過度な引き締めによる景気悪化を懸念する声が上がる。
スタグフレーションに対する不安が高まり、株価も大きく崩れている。
米株価の代表的指標であるダウ工業株30種平均は過去2週間で約3000ドルも下落し、
16日には約1年5カ月ぶりに節目の3万ドルを下回った。
日経平均株価も17日、約1カ月ぶりに2万6000円を割り込んだ。
米銀エコノミストは「利上げによる企業収益や景気の悪化が十分に織り込まれておらず、
株安はしばらく続く可能性がある」と指摘。波乱含みの相場展開を警戒している。興味のある方は、下記の「続きを読む」をクリック!いつもご訪問ありがとうございます。
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米国は、
「スタグフレーション」 (ココをクリック)と言っても
米国の平均時給が、いくらか知ってる?
先月5月のデータで
全労働者の平均時給は「31.85ドル×135円≒4300円」なんですよ!
驚きでしょう。1年前より5. 5%上がっているんですね。
それでもですよ、それでも物価上昇(インフレ)に追いついていないから
「スタグフレーション」が叫ばれ始めたんです。
じゃぁ~一体、何が起こっていると思いますか???
上記記事にあるように
連邦準備制度理事会(FRB)が15日、
通常の3倍となる0.75%の大幅利上げを約27年半ぶりに決定。
約40年ぶりの高インフレ抑制へ、大幅な利上げを続ける姿勢を鮮明にした。この一週間の米国の金利上昇は凄まじく、
米国富裕層たちの債券パニック売りが続いているんです。
米国国債6月17日(金)の終値は
■米国債 2年利回り 3.170% (前日比 +0.004)
■米国債10年利回り 3.231% (前日比 -0.008)
「債券」は、簡潔にいうと「借用証書」みたいなモノなので
「債券」を買いたい人が多ければ「金利が下がり」
「債券」を売りたい人が多ければ「金利が上がる」んですね。
「債券」を売りたい・・・ってことは、
この「借用証書」は危なく、例えば払えなくなって破産するリスクが高い
ということで「金利を上げ」なければ買う人が出てこないでしょう。
なので「債券」を売りたい人が多ければ「金利が上がる」んです。
じゃぁ~なぜ米国富裕層たちの債券パニック売りが続いているかと申しますと
以前も書きましたが
米CPI、1月は前年比7.5%上昇 約40年ぶり高い伸び - 2022/02/12/ 07:00 (ココをクリック)「2年物国債」の金利とこれから2年間の政策金利は競合し、
「2年物国債」は今後の政策金利の市場予想を示すようになるのです。・・・って書いたでしょう。
要は、まだまだ「インフレ」は続くと予測しているから
FRBも0.75%の大幅利上げをして
富裕層たちも債券パニック売りが続いているんですよ。
だって秋には「小麦」などの穀物類が危機的状況に成ることは
米国の農作物のニュースからも簡単に予測できるからですね。
米国は、肥料等の高騰や異常気象などで
米国内の作付け面積が当初より非常に少ないことが
米国ではニュースにもなっているからです。
米国は現在、債券価格の下落とともに
「金融収縮」が起きているのです。
どのような状況か分かりますか?
こう書けば分かりやすいですか?!
米国は現在、債券価格の下落とともに「金融収縮」が起きていますが、
日本は以前、土地価格の下落とともに「金融収縮」が起きていました。こう書けば現在の米国の状況が、
日本人にも手に取るように分かるでしょう。
1991年から始まる
「バブル崩壊」が、どのようなモノであったかと・・・・・
では現在の米国株は、そろそろ下落が終わりそうですか???
勿論、多少のリバウンドは何度も繰り返すでしょう。
しかし、米国株の下落は、まだまだ終わりません。
だから去年から今年年初にかけて何度も警告してきたよね。
米株安とまらず - 2022/01/24/ 07:00 (ココをクリック)半年間、米国株から何度も逃げるチャンスはあったんです。
そういうことなんですよ。
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テーマ:つぶやき - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2022/06/20(月) 06:00:00|
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