わたせせいぞう 画
二十四節気『秋分』 【季節の言葉1373】 今日は
『秋分の日』お彼岸の中日です。
朝から爽やかな秋日和で、優しく心地よい風が開け放たれた窓から入ってきます。
秋めいた空気が漂いはじめると
春や夏には忘れていたお気に入りの哀愁漂う曲などを取り出して静かな夜を過ごしたくなる。
これがまた・・・無条件に心地よくしてくれる。
『秋分』は、昼夜の長さが ほぼ同じになる日 新暦九月二十三日~十月七日(頃)
◆秋霧(秋分の自然) 秋が深まると、内陸の盆地では頻繁に霧が発生します。
京都では「丹波霧」が有名で、盆地を埋め尽くす深い霧が幻想的な光景を創り出します。
霧は、無数の微細な水滴が空気中に煙のように立ち込める現象。
万葉の頃は季節に関係なく「霧」と呼んでいましたが、
平安時代になると「春は霞、秋は霧」と使い分けるようになったそうです。
◆「春秋」
「春秋の争い」という言葉がありますが、かつて日本人は、
春と秋のどちらが優れているかを議論しました。
同じ現象でも微かな趣の違いを捉え、季節を対比して魅力を確かめ合う――
そんな、豊かな感性があったのです。
◆精進料理(秋分の暮らし)もともとは修行僧の食事で、殺生を禁じる仏の教えに従い、
肉や魚をいっさい使わず、野菜や豆類、穀物を工夫して作られます。
海から遠い京の都は魚介類の入手が困難で、
その代わりとして寺社による精進料理が発達しました。
農家の人々は、これを支えるため、努力や工夫を積み重ね、
味わい深く栄養価の高い野菜を生み出していきます。
これが、「京野菜」のはじまりといわれます。
寒暖の差が激しい独特の気候や豊かな土壌も、
良質の野菜を育んできた要因の一つでした。
信仰心の篤い京都では、今でも大切に、この仏様のご膳が継承されています。
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/09/23(金) 09:00:00|
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