シマエナガ
二十四節気『大雪(たいせつ)』 【季節の言葉1606】 皆さま、おはようございます。
本日12月7日から暦は
『大雪(たいせつ)』です。
『大雪』は「雪いよいよ降り重ねる折からなれば(雪が激しく降り始める頃)」と云われ、朝夕には池や川に氷を見るようになり、
大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃です。
12月中旬頃は、七十二候で
「熊蟄穴(くまあなにこもる)」時季。
本格的な冬が到来すると、熊は体力の消耗を避けるため、穴の中で冬ごもりをします。
熊だけではありません。他の動物や植物、そして人間も、活動をやめたり、
それぞれの場所にこもるようになります。
その姿は時が止まったかのようですが、木々は冬枯れの中でも花芽をつけ、
動物も活動のエネルギーをため込んでいます。
万葉集で
「冬ごもり」が春の枕詞になっているのは、
寒さに耐え、春にそなえる生き物の姿が、
待ち遠しい春のぬくもりを感じさせたのではないかといわれています。
現代では、年末ぎりぎりに慌ててお正月準備を始める人も多いようですが、
昔は
「事始め」と云って、十二月十三日から正月準備に取りかかるのが慣わしでした。
お正月は、新年の神様・年神様が降りてきて、
五穀豊穣や幸運をもたらして下さる大切な日。
年神様をお迎えする準備
「正月事始め」は、余裕を持って早めに始められていたのです。
年末の大掃除
「すす払い」を始めるのも、この日。
家を清め、年神様をお迎えする大事な行事とされていました。
京都には、今も十三日から正月支度を始める慣わしが残っています。
花街では、鏡餅を持って目上の人への挨拶まわりも行われます。
この挨拶まわりが、のちの
「お歳暮」の習慣となりました。
今年もワタシは 13日の
「事始め」は忙しくなりそうです。
京都&関西の方々には毎年同じものを・・・「イクラ」なんですけどね。
親戚が北海道で海産物の卸会社を営んでるので毎年一括で頼みます。
もう彼是20年以上毎年頼んでいますね。
するとワタシから毎年「イクラ」だと
お正月のお節などの材料が一つ減って助かるでしょう。
師走の魚と書いて
「鰤(ぶり)」などの冬の魚の漁が盛んになり
南天の実が赤く色附く頃・・・・・
街はクリスマスの飾りでにぎやかになる頃ですね。
そして忘年会も活況となる頃・・・・・
皆さま、時節柄どうかお身体ご自愛くださいませ。
京都二十四節気 大雪いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/12/07(木) 06:00:00|
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七十二候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」 【季節の言葉1605】本日から七十二候
【橘始黄(たちばなはじめてきばむ)】に変わり
橘の実が黄色く色づき始める頃となりました。
橘とは、日本に自生する日本固有の柑橘類
「ヤマトタチバナ」のことですが
古くは柑橘類・・・みかん系を総称して橘と言っていました。
一年中つややかな葉を茂らせている橘。
その葉は枯れることのない常緑樹であることから、めでたいものとして扱われ、
平安時代から御神木として京都御所「紫宸殿(ししんでん)」の南庭に植えられ、
「右近の橘、左近の桜」と呼ばれています。
雛人形でも、それを模してお内裏様とお雛様の左右に、
桜の木とミカンに似た黄色い実を付けた木(=橘)の造花を置きますよね。
橘は、その悠久性、永遠性が文化の永久性に通じることから、
家紋や文化勲章のデザインとしても用いられています。
また、
古事記や
日本書紀において、
「非時香実 (ときじくのかくのみ)」として登場するのが
橘ともいわれています。
不老不死の力を持つというこの果実は、
田道間守 (たじまもり) が
常世国 (とこよのくに=不老不死の理想郷) から
持ち帰ったと伝えられています。
初夏に小さな白い花を付け、その「花橘」の香りは
「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」・・・と読まれたように、
昔を懐かしむ心、特に恋人を思わせる香りとしての文脈で語られてきました。
和歌の精神を尊ぶ
「香道」の世界でも、
古くから
「橘」に関する銘のついた香木が見受けられます。
我が家の庭にも この
「橘」の木はございまして
橘の実が既に黄色く色づいています。
我が家では、この橘の実を
「冬至」の12月22日に
お風呂に入れて
「冬至風呂」にしているんですよねぇ~・・・・・
本来は
「柚子」を入れるんですけど・・・・・
この橘の実をお風呂で お肌にすり込んでいますので
いつもワタシのお肌はピチピチ・スベスベ♪・・・・・言い間違えました
いつもプクプク・スベスベでした。
どちらにせよ・・・・・
ワタシのお肌はいつも艶やかぁ~♪・・・だと勝手に思ってます。
7月に撮った我が家の「橘の実」いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/12/02(土) 09:00:00|
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今年のクリスマスカードはこちら♪今年も
「クリスマス月間」が始まりましたね♪
今年の
クリスマスカードは こちらがお勧めです
♥♥♥「月本せいじ」さんは 独自開発されたカードの
構造や仕組み・型紙まで惜しげなく公開されており
型紙も付属するのでそのまま切って制作できます。
「月本せいじ」さんの著書は 検索すると出てきますよ♪
皆さまもいかがですか♪
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- 2023/12/01(金) 06:00:00|
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七十二候【朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)】 【季節の言葉1603】本日から七十二候
【朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)】北の使者・白鳥の到来シーズンとなりました
朔風(さくふう)とは、北方から吹き寄せる風のこと。
朔風、つまり木枯らしが鮮やかな紅葉を見せた落葉樹の葉を払い落とし、
秋の名残を払拭して厳しい冬のはじまりを容赦なく告げていく・・・そんな時期です。
淋しい気持ちになりがちですが、冬の到来とともに
海の彼方からワタシたちの元に訪れる来訪者もあります。
冬鳥、とりわけカモやガン、そして白鳥の仲間たちです。
「白鳥」というと、史記の有名なことわざ
「燕雀(えんじゃく)いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」
(ツバメやスズメなどの小鳥には、大きな鳥の抱く目標を想像することもできないものだ)この
「鴻鵠(こうこく)」とは、オオハクチョウのことですね。
「白鳥」が飛来する個体数が多いのは
新潟県、山形県、宮城県、岩手県、福島県などの北陸地方と東北地方
特に新潟県は、大陸から直接来るルートと、列島を南下してくるコースの
どちらにも当たるためか飛来数が多く、二万羽以上の白鳥類が飛来します。
特に有名なのは阿賀野市の瓢湖で、こちらには6千羽もの白鳥が越冬する白鳥のメッカ
雪国新潟と白鳥の組み合わせは何とも絵になりますが
首都圏にも白鳥が大挙して訪れる有数の白鳥スポットがあります。
千葉県印西市の旧本埜村に広がる田園地帯です。
ここでは近年、1000羽以上の白鳥が訪れ、越冬します。
この風と決めて落葉は谷を出る・・・・・・・北見弟花
見えてゐる落葉時雨の中に入る・・・・・・・稲畑汀子
落葉焚未来というは何歳(いくつ)まで・・・・寺井谷子
幼な子に刻を問はるる落葉かな・・・・・・・千葉皓史
落葉いちめんロダンは考えかつ眠り・・・・・室生幸太郎
落葉無心に降るやチエホフ読む窓に・・・・・藤沢周平いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/11/27(月) 08:05:00|
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アドベントカレンダー(Advent calendar) 【季節の言葉1602】そろそろ
X'masの
アドベントカレンダー(Advent calendar)を
贈る時期だよねぇ~・・・・・
毎年 甥っ子・姪っ子に贈っているんだよね
ついでに いまだに喜ぶから 娘にも・・・・・
娘と姪っ子は ビューティ・コスメ系のアドベントカレンダー
甥っ子にはお菓子系
ついでにワタシは 入浴剤系😍
ちなみに以前、木箱入りの洋酒のアドベントカレンダーを
ある洋酒好きな方へジョーク混じりで贈ったら
大変、喜ばれた経験があります
良かったらマネしてね♪
あと アサヒビールからも ビールのアドベントカレンダーがあるし
なんと コストコには
ワインのアドベントカレンダーがあるでよぉ~
そうそう アドベントカレンダーのキットも売ってるから
例えば 靴下のアドベントカレンダーを作りたかったら
アドベントカレンダーのキットを買って来て
お好みの ジョークを交えた靴下を揃えて贈ったら
喜ばれると思うよ♪
選ぶの思い浮べただけで 楽しくなって来たでしょう
皆さんも
アドベントカレンダーを 贈ってみては
♥♥♥お歳暮代わりにもなるよ
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- 2023/11/25(土) 14:00:00|
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わたせせいぞう 画
二十四節気『小雪』 【季節の言葉1601】 皆さま、おはようございます。
本日11月22日から暦の上では
『小雪(しょうせつ)』です。
『小雪』は
「雪が降りはじめるころ」と云われ、
『冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也』 [暦便覧]暦の上では、雪も降り始め本格的な冬を迎える頃ですが、
明日の雨は、とても寒くなりそうですね。
『小雪』の頃は、ときおり時雨(しぐ)れる時期でもあり、
時雨(しぐれ)は、山々に当たった強い北風によって
降ったり止んだりを繰り返す「細雨」のことです。
平安貴族にとってはなじみ深く、多くの歌に詠み込まれてきました。
木の葉の音や涙など、しきりに続くものを時雨にたとえ、
「木の葉の時雨」「涙の時雨」「蝉時雨」など美しい言葉が生まれました。
かつて我々の祖先、先人たちは現世の日本人より感性豊かで情愛に満ちていました。
自然など外界の事物にふれ、何とはなしに生じるしみじみとした情趣が
哀感を
「もののあはれ」といいました。
これは、江戸時代の国学者・本居宣長が提唱した美的概念で、
『源氏物語』をはじめとする平安文学に
日本人独特の美意識を発見したことがきっかけでした。
秋の落葉は、古来、日本人が
「もののあはれ」を感じてきたものの一つです。
萌え出れば、やがて色づき舞い落ちる。
この木々のさだめに、人々は一瞬の輝きの美しさ、はかなさ、世の無常を感じ
時には自らの人生と重ね合わせ、心を揺り動かされてきました。
「無常」とは、元来仏教用語ですが、他の仏教国では捉え方が異なります。
いかに権勢を振るって栄耀栄華を極めようとも、
多くの権勢なき人々と同じように、やがて死を迎えます。
未来永劫、盛者であり続けることなどできず、
「無常」を知ればこそ、敗者や弱者の姿に、明日のわが身を見る思いがして、
敗者への思いやりとか弱者へのいたわりといった感情が湧き上がりますが、
これは
日本人だけが持ち得る感性なのです。
◆新嘗祭◆農耕を主たる生活手段としていた日本人は、自然のあらゆるものに神を見出し、
豊かな実りに感謝して暮らしていました。
「新嘗祭」は、そんな昔の人々が、
一年で最も大切にしていた祭事の一つです。
その年の収穫を天皇が神々にお供えし、自らも食して感謝するもので、
この儀式が終わるまでは、誰も新米を食べることはなかったといわれます。
戦後、
「新嘗祭」が行われていた11月23日は「勤労感謝の日」となりました。
懸命に働く人々への感謝とともに、
豊穣をもたらしてくれる自然への感謝の心も忘れたくないものです。
【小雪の七十二候】
◆初候 : 虹蔵不見 (にじかくれてみえず)曇り空が多くなる頃。陽射しが弱まり、虹を見ることが少なくなります。
見ることができても、夏の空のようなくっきりとした虹ではなく、ぼんやりとすぐに消えてしまいます。
◆次候 : 朔風払葉 (さくふうはをはらう)冷たい北風が、木々の葉を落とす頃。朔風とは北風のことです。
地面いっぱいに広がる落ち葉と、葉を落とした木々は冬の景色の象徴であり、季節の移り変わりが感じられます。
◆末候 : 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)橘の実が黄色くなっていく頃。橘とは柑橘のことで、古くから日本に自生していました。
常緑植物であることから「永遠」を意味するとされ、不老不死の実だといわれていたようです。
小雪の 朱を極めたる 実南天・・・・・富安風生
小雪や 古り枝垂れたる 糸桜・・・・・飯田蛇笏
小雪や 実の紅の 葉におよび・・・・・鷹羽狩行
小雪や 声ほそほそと 鳥過ぐる・・・・・鍵和田秞子
小雪や 藍の蒅(すくも)を 熱うせる・・・・・今田清照
小雪の 海琅玕(ろうかん)と 昏れにけり・・・・・藤島咲子[京都二十四節気] 小雪いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/11/22(水) 09:00:00|
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11月22日は「いい夫婦の日」!今日、男性陣は日ごろの感謝を込めて
何が何でも必ず奥様に贈り物をするようにね♪
出来れば希望に沿う物が良いですが、
心さえ込めれば たとえ薔薇一輪でも良いのです。
日ごろの感謝を込めて、ディナーを作るも善し
美味しくて有名なケーキを買ってくるのも善し
・・・って、やっぱりワタシは食べることばかり・・・・・
是非!・・・というか、必ず心をこめて贈り物を♪
大切な人を敬(うやま)うこと
たったこれだけの事すらできないのなら
オトコ辞めた方が良いです。
そこで
『星の王子さま』で有名な
フランスの作家・
サン=テグジュペリが残した名言の数々を少し・・・・・
愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。
Love does not consist in gazing at each other, but in looking together in the same direction.
本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ。
True love begins when nothing is looked for in return.
真実の愛は無限です。与えれば与えるほど大きくなる。
True love is inexhaustible; the more you give, the more you have.そこでワタシもお一つ・・・・・
家庭の幸福は 妻への降伏
Happiness at home surrenders to Wife.おあとが よろしいようで・・・・・
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- 2023/11/22(水) 08:01:00|
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11月20日は 「世界こどもの日」おはようございます✨
今日は
「世界こどもの日」1959年(昭和34年)のこの日に
「子どもの権利に関する宣言」が採択され
また 1989年(平成元年)のこの日に
「子どもの権利に関する条約」が採択された日✨
こどもたちの笑顔と未来に
未来の宝 元気いっぱいスクスクと 育だって欲しいですね✨
最近の政治家って 歳だけ食っていて
程度が あまりにも低い
下記の
「迷える親羊☆志水恵美」さんのアニメ
とても分かりやすいですよ✨
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- 2023/11/20(月) 09:00:00|
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七十二候【金盞香 (きんせんかさく)】 【季節の言葉1598】本日18日(土)から七十二候では
「立冬」の末候に変わり
水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃となりました。
・・・とは言っても 我が家の
「水仙」は いたるところに植わってますが
まだ 蕾(つぼみ)しか ありません
ここでいう
「金盞香(きんせんか)」とは
「水仙」のことをさしています。
「金盞」とは
黄金の杯 (さかずき) のことで
6枚の花びらの真ん中に黄色い冠のような副花冠をもつ水仙の異名です。
「水仙」の開花時期は11月半ばから3月頃で
まだ雪の残る野山の斜面などに白や黄色などの可憐な花を咲かせることから
「雪中花」という別名も
冬の厳しい寒さの中でもすっと立ち上がって咲く姿は、楚々とした美しさがあります。
水仙は上品な香りとその凛とした佇まいから、お正月の花や茶花としても人気ですが
実は強い毒性があることでも知られています。
また、学名の
「ナルキッソス」は、ギリシャ神話からの命名です。
泉に映った自分の姿に恋焦がれ、見続けていたら
1本の花になってしまったという少年の名前から名付けられました。
その花が水仙であり、
「ナルシスト」の語源です。
《姿あり才ある女の男を持たず世にも習はで
身を終るまで汚れを知らず、山ぎはの荘などに籠り居て
月よりほかには我が面をだに見せず
心清く過ごせるが如きは水仙の花のおもむきなり。》・・・とは、
幸田露伴が記した
「花のいろいろ/水仙」の一節厳しい季節にも負けず、野や山、水辺、庭の一角に、すっと清らかに咲く水仙は
露伴には、このような女性に見えていたのでしょうか
「水仙」は、昔から茶の湯の花として愛されてきた花で
十一月からから新年にかけて
村田珠光や千利休、細川三斎、小堀遠州などの茶人が
好んで冬によく用いました。
「水仙」は、花が絶えぬように蕾が出て
次から次へと咲き継いでゆく性が
家が途絶えることなく、子孫が繁栄して、永久に続くように
・・・という願いを込めてと、そして、
年の暮から春への橋渡しになるということで
松の内の茶の湯の花としても好んで使われています。
そうそう、
「水仙」と云えば、
尾形光琳の弟の
「尾形深省(尾形乾山)」 (ココをクリック)作の
「色絵水仙の絵透鉢」素敵だと思いませんか?!
「尾形深省(尾形乾山)」は、ワタシの大好きな陶芸家です。
いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/11/18(土) 10:00:00|
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世界で有り余るワイン、Y世代とZ世代はワインを飲まない
裕福なワイン通がロマネ・コンティの最新ヴィンテージ1本に2万8000ドル(約415万円)を費やしたり、
ナパ・バレーのスクリーミング・イーグルを1本3700ドル(約55万円)で買ったりしている一方で、
一般のワイン愛好家はこの50年間に例のないほど数も種類も豊富なワインを手頃な価格で入手できるようになった。
それは主に、世界に驚くほど大量のワインが過剰供給されているためだ。
オーストラリア産ワインだけでも木箱2億5600万個、すなわち2年分以上の在庫を抱えている。
欧州連合(EU)は今年6月、フランスにワイン約8000万ガロン(約3.6億リットル)の
廃棄費用として約1億7200万ドル(約255億円)を拠出した。
廃棄されたワインは蒸留して純アルコールを取り出し、香水や洗浄剤に活用される。
以前から廃棄ワインは大量に存在し、多くの醸造所が助成金獲得の手段としてきた。
しかし今、問題は世界各地の大手ワインメーカーにも波及し、ブドウとワインの価格は急激に下落している。
理由は簡単だ。まず、ワイン生産国がかつてなく増えた。
フランス、イタリア、スペイン、ドイツに加え、ルーマニア、クロアチア、ハンガリー、ジョージアなど
旧ソ連の抑圧が消えた旧共産圏諸国でも生産が拡大している。
新世界ワインも、南米やオーストラリア、ニュージーランドで増産が続き、
大規模生産地の米カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州に
今やテキサス州、バージニア州、ニューメキシコ州も加わった。
皮肉なことに、温度管理されたステンレス製タンクや遺伝子組み換えなど生産技術の驚異的な進歩によって、
10年前には考えられなかった多くの地域で良質なワインが作れるようになった。
同様に皮肉なのは、気候変動と温暖化が各地のテロワール(ブドウを育む土地の個性)を脅かす一方で、
英国のように冷涼な気候の産地の積極的な市場参入を後押ししている点だ。(続きは 上記リンク先へ)
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- 2023/11/16(木) 06:00:00|
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11月15日は『七五三』 【季節の言葉1596】 この時期になると、お着物を着たかわいい子供たちの姿が
神社でも見られるようになってきます。
では、この時期に
「七五三」を行うのは一体なぜなのでしょう?
■七五三は、11月15日の「鬼宿日」に行う穏やかな晴れの日が多い 10月中旬ごろから11月中旬に
七五三を行う方が多いようですが、本来は11月15日に行います。
それは この日が
鬼宿日にあたり、
婚礼以外はなにをしてもよい日、吉日とされているからです。
「鬼宿日」とは 日の吉凶判断などに使われる日の二十八宿の一つで
二十八宿中の最良の日とされています。
江戸時代の占い方では、11月15日が必ず鬼宿日と決まっていたため
将軍家の
七五三には この日が選ばれるようになりました。
鬼宿日が めでたいのは
お釈迦様の誕生日が この日だったと信じられているためです。
■七五三の行事自体は室町時代には始まっていました。古来から公家の間では、男女三歳になると
これまで しばしば剃っていた髪を
蓄髪(ちくはつ)する
髪置(かみおき)男子五歳で 初めて袴を着用する
袴着(はかまぎ)女子七歳になると 付紐(つけひも)をやめて
大人と同じように 縫帯(ぬいおび)を着用する
帯解(おびとき)など
それぞれ 子供の成長に応じた
年祝い(としいわい)の儀式が行われていました。
◆三歳:「髪置」ようやく髪がそろい髪を伸ばす頃これは、昔の子供は赤ちゃんの間は
みんな丸坊主に剃っていた髪の毛を
「この日から伸ばすぞ!」という行事で
その日から頭頂部を伸ばして いずれくくり始める
・・・という 言わば赤ちゃん卒業の行事です。
◆五歳:「袴着」初めて袴をつける多くは
子供を碁盤の上に立たせて 恵方に向かせ
袴を左足で踏み 右足から履かせるという儀式を行いますが
普通に袴を履かせるだけ・・・というのもありました。
◆七歳:「帯解」歯もはえ揃い
紐付き帯ではなく 本仕立ての着物と丸帯をこれは それまで着ていた紐つきの幼児の着物をやめ
大人と同じ 四つ身の着物を着て 帯を締める儀式です。
これは 『四つ身祝い』や『紐解き』『紐落し』などと
呼ぶ地方もありました。
江戸時代に 五代将軍綱吉のご子息のお祝いを
この日に行ったことから 関東の武家社会を中心に
七五三が定着したと言われています。
昔は 子どもの死亡率が高かったため
無事に成長してくれたお祝い そしてこれからの長寿を願って
その子の生まれた土地の神様に感謝と これからの加護を
お願いする儀式として 現在にいたっています。
七・五・三の数は 子供の発達段階に応じた歳にあたるばかりでなく
我が国の 祭礼や民俗のベースとなっている
陰陽五行(おんようごぎょう)や 易(えき)では
陽数(奇数)の中心となる めでたい数とされ
その合算が 望月(もちづき)となる十五日(陰暦)
祭り月とされる 霜月(しもつき)十一月は
易では 万物に陽気が萌(きざ)す
「一陽来復(いちようらいふく)」の月とされ
「殖(ふ)える」という意味をもつ 十二支の子月(ねづき)に
七五三まいりが行われるのも 子供のしっかりとした成長を
願う親心の表れです。
■七五三といえば「千歳飴」七五三といえば
「千歳飴」。
これは 延寿、長く生きて欲しいという願いを込めて
めでたい紅白で色づけられています。
今でも伝統を重んじる和菓子屋では
一度 神社でお祓いを受けた物を 店頭に並べています。
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七十二候【地始凍(ちはじめてこほる)】 【季節の言葉1595】本日から七十二候
【地始凍(ちはじめてこほる)】です
大地が凍りはじめる時季になると
いよいよ来年の手帳やカレンダーが お店に並びはじめます
そういや来年のカレンダーで思い出したけど
最近 年末にカレンダー配る所が 凄く減ったと思わないですか?!
昔は 各部屋に意味もなく ◯◯銀行のカレンダーが かかっていたのにね
カレンダーには本来 「告知する」という意味が あったといいます
太陽暦が採用される前のローマでは 一定の周期で満ち欠けする月をもとに
新月が はじめて顔を見せた夜に 笛を鳴らして市民に知らせ
翌日を「月の最初の日」と定めて 商人たちは金銭の清算をしました
それを『カレンダー』と呼んだのですね
はじめは 金銭出納簿だったのですが
だんだん行事なども書き加えられるようになって
今のカレンダーの形になったといわれています
初めは「金銭出納簿」・・・って聞くと
夢も希望もなくなりそうですが・・・・・
11月の中旬ともなると 各地から初霜の知らせも増えてきます
夜間 大地が凍てつくような寒さになると
植物たちは 糖分を分泌して凍結から身を守ります
そのため 甘みが強く濃厚な味に
いよいよ 美味しい路地もの
「冬野菜」の季節到来ですね
一方 山では きのこの季節が ほぼ終わる頃に
自然薯(じねんじょ)の季節となります
鍋物や 暖かいものが恋しくなるこれからの季節
旬を迎えるのが
「春菊(シュンギク)」関西では
「菊菜(きくな)」と呼ばれます
ほぼ同じなのですが 実は少し違った品種なんですけどね
特に 湯豆腐や すき焼きには欠かせませんよね
春の菊と書くのは 花が咲くのが キク科には珍しく春なので そういう名前ですが
食用としては これからがまさに旬
産地は 大阪や千葉などの都市近郊が 大産地となっています
ちなみに 独特の苦味や香りが 欧米では食用として敬遠され
美しい黄色い花が 観賞用として人気なのだとか
その他にも ほうれん草、白菜、青梗菜、ブロッコリーなどの葉物
サツマイモや里芋、ニンジンや大根、レンコンなどの根菜類
クリや落花生も 旬の時期
寒くなってゆく季節 しっかり食べて 寒さに備えましょうね
それにしても今 特に野菜が高いよねぇ~・・・・・
今は
「鍋物」が 高級な食べ物に成ってるよぉ~・・・・・
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- 2023/11/13(月) 09:00:00|
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『小春日和と凩(こがらし)』 【季節の言葉1594】 これから
「小春日和と凩(こがらし)」が交互にやって来そうですね♪
最近、頓(とみ)に 季節の言葉や季語を使わなくなりました
とても悲しいことです
とても素晴らしい言葉が 沢山あるにも関わらず
大人になっても 美しい日本語を知らない・・・
もしくは 使わないとは・・・・・
せっかく四季が美しく 四季の言葉が沢山ある日本に住んでいて
美しい言葉が失われて行く様は 人の心が 失われて行くのと同じに映って
非常に悲しい現実です
なんと言っても オールド・メディアのアナウンサーとして
採用されている方々の多くは 帰国子女と呼ばれる
日本語が 堪能では無い方々で 占められているお国柄ですから・・・・・
そもそも メディアのアナウンサーは
日本語を 正確に伝える
「義務」があります
公共の電波を使っているワケですから・・・・・
しかし 今ではNHKでスラ 母音も子音も 発音が滅茶苦茶な輩が
堂々と 7時のニュースを読んだりしている・・・・・
アナウンサーとして 正しい日本語を喋る「語り手」
プロの語り手としての「矜持」を持ってもらいたいものです
たとえば お月さま♪
お月さまを愛でて 美しいと感じる心
そして そのときに 様々な美しい言葉が浮かんで
楽しむ心を 持ち合わせている人と
上を見上げることすら忘れて
目の前にある 煌びやかに見える幻想のみを
美しいと感じる人生を歩む人とでは
たとえ裕福になったとしても
虚栄心と 大金と 下品な品性しか 持ち合わせない
味っ気のない 素っ気無い人生だとは思いませんか?!
美しいモノを 美しいと観れる心
高貴に感じる心・・・と
値の張るモノを 高貴と思い込む心とは
ほんの少しの時間さえあれば
すぐに 人間の品性を 変えて行く力があります
アナタは その力をマイナスに使いますか?
それともプラスに・・・・・
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- 2023/11/11(土) 14:00:00|
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11月11日は 何の日?11月11日は ワタシからすれば
「いっぱい 美味しく いただきます」の日 だよね😍😍😍
「食いしん坊」のための日だよねぇ~・・・・・
こんな美味しい日 そうそうないよ😍
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- 2023/11/11(土) 11:11:11|
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聖護院かぶらを薄切りにし「千枚漬」の漬け込み作業をする法被姿の熟練職人=京都市伏見区
二十四節気『立冬』 【季節の言葉1592】 皆さま、おはようございます。
本日11月8日から暦の上では
『立冬』です。
『立冬』は
「初めて冬の気配が現われてくる頃」と云われ、
ゆっくりと近づく冬の気配を感じてみましょう。
しかし本格的な冬はまだまだ先、その中にでも冬の気配を感じることが、
昔の人の季節の楽しみ方だったのかもしれません。
関西のローカルニュースでは
「京都の千枚漬け(聖護院かぶら)」の漬け込みが
紹介されるのが
『立冬』の日の定番となっています。
わたし、この
「千枚漬」が大好きなんですね。
・・・と言っても、ここ10年くらいなんですけど
漬物って、なぜか年齢とともに好きになって行くんですよねぇ~・・・・・
若い時分は酒のアテくらいしか食べなかったのに
今では、漬物であれば何でも、あればあるだけ箸休めに食べてしまいます。
これからの時期、白菜の浅漬けなんかも止まりありませんね。
多分というか絶対に今日、「千枚漬」のニュースを観て
午後にはワタシ、「千枚漬」を買いに行ってると思いますよ♪
京都の日常の中では、息が白くなり出し、朝晩はコートも恋しくなり、
自転車をこげば冷たい風に手袋がほしくなります。
京都はこの頃から季節は一気に年末へと走りぬけて行きます。
・・・と、その前に、お待ちかねの
紅葉シーズンが待っていますよね♪
京都では一足先に桜やケヤキの色づきと落葉が盛りで、
楓の紅葉に対して茶色く色づくものは褐葉(かつよう)と呼ばれています。
桜は茶色(褐色)と黄色のコラボレーションが見事で、
一足早く季節の進みを教えてくれます。
と言うか・・・・・
本音を言うと、玄関や階段、下の駐車場の処から遊歩道まで
この2週間ばかり前から自宅が落ち葉だらけで毎日の掃除がつらい!
これってワタシの仕事だし、腰が痛いし・・・・・
放っておくとご近所さんに迷惑が掛るし・・・・・
でね 朝ワタシ 散歩しながら 玄関前の遊歩道沿いの
街路樹の木々の名前 何というんだろう???
・・・って思って調べたら
「プラタナスの木」だったのね
「プラタナス」って 何かの歌の歌詞にあったよなぁ~・・・・・
・・・って思っていたら
「はしだのりひことシューベルツ / 風」 (ココをクリック)だったのよ
古いよねぇ~・・・ワタシ まだ幼稚園になったか? まだか?
・・・くらいの頃の曲だわ
この曲の歌詞
プラタナスの枯葉舞う 冬の道で ~ ♪
プラタナスの散る音に 振りかえる ~ ♪「冬の道」・・・って いやいやいや 今だって
今が一番 枯葉舞う・・・だって
葉っぱが大きくて 枯葉が多くて ガサガサ鳴って
掃除が大変で ゴミ袋がスグに一杯になるんだって・・・・・
ワタシが毎日 掃除当番だから 辛くて よく分かっているのよ
ココだけの話だけれどもね
お隣さんは代々の議員さんのお宅なんだよね
で・・・毎日、落ち葉の掃除が大変なので
役所に文句を言って、自分の周りだけでも真っ先に
遊歩道の木の枝を伐採して落ち葉に成らないようにしろと命令・・・・・
そのお蔭で数日前からワタシも落ち葉の掃除がラクになって恩恵が・・・・・
いやはや・・・何とも・・・言いようのない・・・役所の皆さん、本当に申し訳ございません。
そしてもうすぐ・・・庭のあちらこちらの
紅葉が
赤い絨毯を敷きつめたように美しい・・・・・
見た目は凄くというか、恐ろしいくらいに綺麗ですよ!
ホントに・・・泣きたくなるくらい・・・というか毎年、掃除で泣いてます。
モミジ(紅葉)の落ち葉って、ホウキには絡みつくので熊手で集めて
あとの細かい処は手で取って行かなきゃならないのよ・・・トホホ
[京都二十四節気] 立冬いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/11/08(水) 06:00:00|
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裏庭にある茶室です。 (「庵」の名は写真では消してあります。)
『炉開き・口切』 【季節の言葉1591】 暦の上で
「立冬」を迎える霜月
そして霜月と言えば
『炉開き・口切』です。
炉開きの日は
「亥の月の亥の日」に、火伏せを祈って炉を開くものというのが古式。
今年の
「亥の月の亥の日」は本日、11月1日(水曜日)です。
ちなみに余談ですが、
「亥の刻」とは21時~23時を指します。
五月から十月まで閉じられていた
「炉」の中に、いよいよ火が入り、本格的な冬の到来です。
この
「炉開き」は、
茶の湯では無事に一年を迎えられたことに感謝する
「茶人の正月」と言われているおめでたい行事です。
炉開きの日の古式は
「亥の月の亥の日」ですが、
ワタシの個人的な想いは、「亥の月」ならば如何日でも善いかと・・・・・
守破離(しゅはり)の心で
茶を楽しむのであれば、
『炉開き』・・・
「炉」は、
火の熾(お)りが馳走
寒いと感じていないのに炉を開くのは正(まさ)しく無礼。
やはり木々の葉が色付き落ちて、冬の香りが漂い始めた晩秋極めたころが善い。
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- 2023/11/01(水) 06:00:00|
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今宵は「十三夜(栗名月)」 【季節の言葉1590】
今宵は「十三夜」中秋の名月「十五夜」から約1か月後、旧暦9月13日にあたります。
古来、日本ではこの日にもお月見をする習慣があり
「後(のち)の月」と呼ばれています。
中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、
この
十三夜の月見は日本独特の風習です。
「豆名月」「栗名月」ともいわれ、
月見団子とともに豆や栗をお供えする風習がありました。
月見団子は収穫した米で月に見立ててつくったもので、
今年の収穫を感謝し、来年の豊作を祈願する意味合いが込められていたのです。
十五夜の月見団子は15個、十三夜は13個お供えするのが定番です。
十五夜と対をなすのが十三夜。この2つを合わせて
「二夜の月」とよびます。
ちなみに
「十五夜」「十三夜(じゅうさんや)」に続くのが
「十日夜(とおかんや)」・・・収穫祭ですね。
「十日夜(とおかんや)」を加えると
「三月見」と申します。
この日、田の神(サ神)が山に帰ると言い伝えられていました。
子どもたちが歌いながら藁でつくった槌(つち)などで地面をたたいて家々をまわり、
菓子や祝儀をもらう風習があったそうです。
「菓子や祝儀をもらう風習」・・・いやそれ「ハロウィン」ですし・・・・・
しかも時期までとても近い♪
ちなみに今年の
「十日夜(とおかんや)」旧暦の10月10日なのですが、
今では新暦の11月10日に行うことが多いようです。
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- 2023/10/27(金) 06:00:00|
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京都の迎賓館「長楽館」より、
2023年のクリスマスケーキ3種の予約を受付開始
明治時代に迎賓館として使用されていた京都祇園の洋館「長楽館」(京都市東山区)が、
10月20日より、クリスマスケーキの予約をスタート。
定番のいちごケーキをはじめ、3万円のプレミアムケーキなどがラインアップしている。
京都市の指定有形文化財でもある「長楽館」。
「煙草王」と呼ばれた明治時代の実業家・村井吉兵衛の別邸として
1909年に建てられた京都のモダン建築のひとつで、
伊藤博文や大隈重信といった明治の豪傑も訪れた格式ある場所だ。
当時の造りを残したままレストランやカフェ、ホテルなどを手がけており、
専属のパティシエが作るスイーツが「甘さ控えめでやさしいうえにおいしい」と好評で、
恒例のクリスマスケーキも人気を博しているという。
2023年のクリスマスケーキは3種類。ひときわ異彩を放っているのが、
高さ20センチを超える「ヴィクトリア・トリュフタワー」(3万円)だ。
ヴィクトリア女王が愛した「ヴィクトリアケーキ」と
トリュフショコラを組み合わせたという贅沢さで、5台限定。京都祇園の洋館「長楽館」祇園というよりかは 八坂神社の中というか
八坂神社の奥にある「円山公園(まるやまこうえん)」の中にあって
「円山公園」の
「祇園しだれ桜」の横にあります
普通に 当り前にあるので
京都人は皆 見過ごしてしまう洋館でもあります
良い意味で 溶け込んでいるんですね
クリスマスケーキの予約・・・・・もうそんな時期なんですね
我が家の恒例は
サーティワンアイスクリームの クリスマスケーキですね
買ってはおきますが
クリスマスは 我が家に 誰もいません
ワタシ一人
「お留守番」しているだけです(ワタシは番犬か?!)
皆さん それぞれ 遊びに行ってます
ワタシも タマには 家族のお役に 立てていますでしょう
別にワタシ 行く所もないし お呼ばれすることもありませんし・・・・・
クリスマス・・・・・大嫌いです
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- 2023/10/26(木) 06:00:00|
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神龍(シェンロン)
「土用の辰の日(たつのひ)」 【季節の言葉1589】本日は
「土用の辰の日(たつのひ)」です。
「土用」といえば有名なのが「土用の丑の日(うしのひ)」ですよね。
実は土用期間は、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間。
年に4回、季節ごとにあります。
今回は、詳しいことは省きますが
「土用」は、中国の陰陽五行思想が由来で、
「色」は中国の神話で、天の四方を司る神獣、四象、四神とも呼ばれ、
「青竜・朱雀・白虎・玄武」のことです。
◆春は「土用の戌の日(いぬのひ)」白虎(白)
◆夏は「土用の丑の日(うしのひ)」玄武(黒)
◆秋は「土用の辰の日(たつのひ)」青龍(青)
◆冬は「土用の未の日(ひつじのひ)」朱雀(赤)秋の「土用」は、夏の疲れが出る時期とも言われています。
秋土用の「辰の日(たつのひ)」は
「た」のつくものや
「青いもの」を食べると良いとされています。
「た」のつく食べ物としては「玉ねぎ」や「大根」「大豆」「鯛」「鱈タラ」「タコ」「タラコ」「卵」
「青いもの」なら「さんま」や「鯖」などの青魚が良いでしょう。
あと・・・「ブルーベリー」や「葡萄ブドウ」などがあります。
「夏の土用」は鰻(ウナギ)ですが、
「秋の土用」の定番は秋刀魚(サンマ)です。
もしよろしければ今日の献立にいかがですか♪
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- 2023/10/25(水) 08:02:00|
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上村松園 「しぐれ」
二十四節気『霜降(そうこう)』 【季節の言葉1588】今日は、二十四節気の一つ
『霜降(そうこう)』です。
暦の上では、霜が降り始め冬の到来が感じられる頃とされます。
『露が陰気に結ばれて、霜しもとなりて降るゆえなり』 [暦便覧]昔から、わが国には、紅葉を愛(まな)でて楽しむ風習があります。
それは今日の日本人にも引き継がれています。
『紅葉狩り』の「狩り」は、もともと鳥や動物を捕まえるという意味で使われていましたが
平安時代、狩りをしなくなった平安貴族たちが野山をめぐり
自然を愛でる様子が 狩りに似ていたことから
紅葉を眺めることを
「紅葉狩り」というようになったといわれます。
美しい紅葉の錦を愛でながら、貴族たちは宴を開き、歌を詠みました。
これが、紅葉狩りの始まりとされています。
紅葉は葉を落とし、冬を迎えるための木々の冬支度。
人間も、そろそろ本格的に冬支度を始める頃です。
自然と共生したわが国の文化と言えましょう。
千年の都、京都では 今日も多くの風習が引き継がれています。
亥の子の火入れ ~霜降の生活~
『亥の月・亥の日・亥の刻』今年は、11月1日(水曜日)(亥の刻は21~23時)。
旧暦10月(新暦11月)初めの
「亥の日」に火入れをすると
火事が起こりにくいという言い伝えがあり
この日に炬燵(こたつ)や火鉢、囲炉裏(いろり)に火入れをする風習が残っています。
これは、古代中国の五行説に基づくもので、
十二支のひとつ「亥」は「水」に分類され、火を鎮めると考えられていました。
茶の湯の世界では、
「亥の月・亥の日」に地炉を開く
「炉開き」が行われます。
風炉の時期を終え、半年ぶりに炉を開ける「炉開き」。開炉(かいろ)とも申します。
開炉は
「茶人(茶の湯)の正月」とよばれ、炉開きを祝います。
また、開炉にはおめでたいものとして
「三部(さんべ)」(ふくべの炭斗、織部焼の香合、伊部(備前焼)の花入)を
取り合わせるのも古くからの慣例です。
そして半年間、茶壺で熟成された茶を開ける
「口切りの茶事」を催す時でもあります。
12月の冬至から新年に掛けての火の行事は茶行事の大切な「火」への信仰の現れです。
11月には炉を開いて新しい火を炉中に入れ、大晦日は埋火にして新年への炉の火を守り続けます。
開炉の日選びは極陰の亥の日を良しとするのは、陰陽和合の信仰の伝承です。
亥の月・亥の日・亥の刻に「亥の子餅」を食べる「亥の子の祝い」という風習もあります。
無病息災のまじないとした中国の俗信に基づいて、
平安時代に宮廷の禁裏にて行われたのが始まりと云われております。
紫式部の
『源氏物語』では、光源氏と紫の上の巻にて、亥の子餅が登場する場面があり、
古くは、大豆、小豆、大角豆、胡麻、栗、柿、糖(あめ)の七種の粉を入れた餅をついたと記されてます。
鎌倉時代に入り、武家にも同じような儀式が広まり、
猪(いのしし)は多産であることから子孫繁栄を願う意味も含まれ、亥の子餅を食したと云えられてます。
江戸時代には、亥の月の最初の亥の日を玄猪の日と定め、
玄猪(げんちょ)の祝いともいわれていました。
このため、亥の子餅(いのこもち)を玄猪餅(げんちょもち)とも言います。
上記の
上村松園「しぐれ」・・・・・
女心と秋の空・・・晴れたり「しぐれ」たりしながら
季節は移ろい移りかわって行きます。
たまには 先人たちの声に耳を傾けると
何でもない日が 特別な日になるかも知れませんよ♪
[京都二十四節気] 霜降いつもご訪問ありがとうございます。
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- 2023/10/24(火) 06:00:00|
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