七十二候【雪下出麦（ゆきわたりてむぎいづる）】 【季節の言葉１２２３】

【冬の花特集】
寒い冬の中で美しく咲き誇る花たちをご紹介します。

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— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) December 31, 2020

七十二候【雪下出麦（ゆきわたりてむぎいづる）】 　【季節の言葉１２２３】

七十二候では本日の大晦日より正月三が日は
第六十六候である「雪下出麦（ゆきわたりてむぎいづる）」となります。

年末からグッと寒くなった大晦日
元日から三が日に降る雪や雨のことを「御降（おさがり）」と言います。
「御降（おさがり）」とは天より授かったものの意。
あいにくの雨や雪は豊作の前ぶれとされ、「富正月」とも呼ばれます。

五穀の精とも呼ばれる雪
その下で少しずつ芽を伸ばしていく「麦」の別名は「越年草（とこしえぐさ）」です。
雪の下で春を待つ麦は、もうひっそりと芽ぶき始めているんですね。

秋に蒔かれ、雪や霜に耐えて年を越し、初夏に収穫を迎える麦の姿に
人の辛苦を重ね、やがて迎える実りの季節の到来に思いをはせる時節でもあります。

麦は踏まれて強く育つと言われます。
本格的に成長する前の早春に何度か行う麦踏みも大切な作業ですね。

寒さが身に沁みるなか、集う家族の笑顔や、届く便りにいっそうのぬくもりが感じられるお正月。
この一年、どうかつつがなく過ごせますように
そんな願いを胸に宿しつつ
来年の皆さま方は、どのような新しい芽を芽吹かせようとしているのでしょうか？！
新たな気持ちで一日一日を大切に過ごしていきたいものですね。

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