二十四節気『春分(しゅんぶん)』 【季節の言葉1286】本日は二十四節季の一つ
『春分(しゅんぶん)』の日です。
この時期から
「暑さ寒さも彼岸まで」・・・といい、春の訪れを感じられます。
これは「冬の寒さは春分頃まで、夏の暑さは秋分頃までには和らぎ、凌ぎやすくなる」
・・・という意です。
まぁ~ワタシどもの世界(相場)では
『彼岸天井・彼岸底』なんて格言がありますが、
これは昔、大坂・淀屋橋界隈にあった世界最初の先物取引である米相場にちなんだもので、
彼岸底とは、秋に収穫される米は翌年の春(彼岸)に減少するので、
新殻期から低迷を続ける相場でも、その頃には底入れするという意味でした。
また秋(彼岸)は、新米が収穫されるため、高値警戒となって相場は天井をつけやすくなります。
しかし、今日の経済的変化により、春が彼岸底、秋は彼岸天井とは必ずしも言えません。
あとは
『節分天井、彼岸底』なんて格言もあり、これは以前のバブルの頃には
実際にこの『節分天井、彼岸底』の傾向がよく見られました。
昔・・・戦前は
「春分の日」を
『春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)』と云っていました。
◇春季皇霊祭◇
「春季皇霊祭」とは、もと祝祭日の中の大祭日の一つ。
毎年、春分の日に宮中の皇霊殿で行われる皇室の大祭で、
天皇陛下自ら歴代の天皇・皇后・皇族などの皇祖の神霊を祀る儀式です。
平安時代の中期以降は、京都御所の清涼殿・御黒戸の間において仏式で執り行われていました。
しかし、明治の神仏分離政策により、神式による祭儀に変更されました。
「古事記」「日本書紀」などに、皇室による先祖を祀る祭儀が行われていたと記録されています。
■「七十二候」■
初候◆雀始巣(すずめ はじめて すくう)
◇春の気ますます盛んとなり、雀が巣を作り構え始める時節。
次候◆桜始開(さくら はじめて ひらく)
◇本格的な春となり、ようやく桜の花が咲き始める時節。
末候◆雷乃発声(らい すなわち こえを はっす)
◇遠くで雷音が聞こえる時節。
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『春分(しゅんぶん)』の日は
「お彼岸」でもあります。
・3月18日 彼岸入り
・3月21日 春分の日 (中日)
・3月24日 彼岸明け・・・で、
春の「お彼岸」にお供(そな)えするのが
「ぼた餅(牡丹餅)」。
春の「お彼岸」は「ぼた餅(牡丹餅)」。
秋の「お彼岸」は「おはぎ(お萩)」。春は「牡丹の季節」に、牡丹に見立てられた小豆
こし餡の色や姿に「ぼたんもち」と、
秋は「萩の季節」に、萩の小花に見立てられた小豆
つぶ餡の色や姿に「おはぎ」と、
愛称されました。
ちなみに
夏は「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」と云います。
なぜこの名が付いたかと申しますと、
「ぼた餅」は普通の餅と違い、ペッタンペッタンと ついて音が出る事がないので、
いつついたか分からない⇒いつ「着」いたか分からない・・・・・
・・・って事で、駄洒落で「
夜船(夜の船は、いつ着いたか判らないから)」と呼びました。
ちなみに、同様の理由で、つき知らず⇒月知らず・・・・・
と言う駄洒落で「
北窓(冬の北の窓は雪が張り付いて月が観えないから)」と呼びました。
・春:「ぼた餅(牡丹餅)」
・夏:「夜船(よふね)」
・秋:「おはぎ(お萩)」
・冬:「北窓(きたまど)」「ぼた餅」は、日本古来の太陽信仰によって
「かいもち」といって、
春には豊穣を祈り、秋には収穫を感謝して、
太陽が真東から出て真西に沈む春分・秋分の日に神に捧げたものでありました。
それが、彼岸の中日が春分、秋分であるいう仏教の影響を受けて、
彼岸に食べるものとなり、サンスクリット語のbhuktaやパーリ語のbhutta(飯の意)が、
「ぼた」となり、mridu、mude(やわらかい)が「もち」となって「ぼたもち」の名が定着しました。
by 年中行事を「科学」する―暦のなかの文化と知恵 - 永田久 著:日本経済新聞社刊 P.97
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/03/21(月) 07:00:00|
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