FRB、物価抑制に強くコミット 「大幅な痛み伴わず」=パウエル議長
[ワシントン 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、
ケイトー研究所で行われた金融政策に関する討論会に出席し、
FRBがインフレ抑制に「強くコミットしている」と表明した。
同時に、1980年初めの高インフレ対応で見られたような「非常に高い社会的コスト」を伴うことなく、
インフレを制御できる見込みもまだ残されているという見解を示した。
20─21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想される利上げの幅については
手がかりを示さなかったものの、利上げ計画を撤回しないとの姿勢を改めて強調。
「FRBは物価安定の責任を負っている」とし、
「現時点ではこれまで通りに力強く行動する必要があり、達成されるまで継続しなくてはならない」と述べた。
その上で、FRBの政策で景気後退が引き起こされ、
ポール・ボルカーFRB元議長がインフレと戦った1980年代前半を引き合いに出し、
今回はインフレ期待がFRBの目標である2%前後にほぼ固定されているため、
より良い結果になる可能性があると指摘。
「1980年代に引き起こされたような極めて高い社会的コストは回避できると考えている」と語った。
失業率が予想以上に上昇してもFRBの焦点は物価抑制であり続けるとし、
「過去の事例は尚早な政策緩和に対し警告を発している」と述べた。
また、最大雇用と物価安定というFRBの二大責務に矛盾はないと考えており、
インフレのみに焦点を当てた単一の責務に移行する状況は想定していないと指摘。
「とりわけ現時点において2つの目標が対立するとは全く考えていない。
物価の安定なくして、全ての人に恩恵をもたらすような力強い労働市場を持続的に
実現することはできないからだ」とし、「中期的」に2つの目標を達成できると確信していると述べた。
チャールズ・シュワブ(テキサス州オースティン)のトレーディング・デリバティブ担当副社長、
ランディ・フレデリック氏は「パウエル議長の最大の懸念は物価安定で、
雇用にマイナスの影響が及ぶ恐れがあると認識しているようだ」と指摘。
ただ議長は、失業が増加しても基本的に大きな問題は引き起こされないとの考えを示したと述べた。
ウェルススパイア・アドバイザーズ(ニューヨーク)のシニア・バイス・プレジデント、オリバー・パーチェ氏は、
インフレは直線的に低下していくわけではないとしながらも、
「FRBが大幅な景気後退を引き起こすことなく物価を抑制できる可能性が極めて高いということが重要だ」とし、
「経済と労働市場は0.75%ポイントの利上げを十分に吸収できる」との見方を示した。
バンク・オブ・アメリカのエコノミストは8日付のメモで、
パウエル議長の発言で市場の利上げ期待は後退しなかったとし、
9月の利上げ幅予想を従来の0.50%ポイントから0.75%ポイントに引き上げた。この会見で、パウエル米連邦準備制度理事会FRB議長が何を考えているか明確に分かったと思います。
ワタシが今まで言って来た
「雇用統計」が利上げ金利の基となることの証明です。
そして「雇用統計」が利上げ金利の基となる以上
企業業績の悪化が「失業率」の上昇を招き
よって「雇用統計」が下がることにより
インフレを制御しようというものです。
よって米企業業績の悪化は避けられません。
本末転倒です。
「脱炭素・再エネ」を転換すれば
インフレは相当緩和されるのに
「利上げ」で何とか出来ると踏んでいます。
その間違いは分かっていて行っているのでしょう。
各国の、すべての借金を帳消しにするために・・・・・
いずれ・・・来年の終わりごろには「利上げ」では
どうしようも出来ないことが露見されて行くでしょう。
ちなみに上記記事では、パウエルFRB議長は
1980年代を想定してますが、
恐らく想定しなければならないのは
以前から申しています1970年から始まるインフレです。
いつもご訪問ありがとうございます。
皆様の“ポチッ♪”っとが励みになります(^^)
キーボード左下の【 Ctrl 】を押しながらポチッ♪ よろしくお願いします。
人気ブログランキング
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:つぶやき - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2022/09/09(金) 08:01:00|
- 相場 関連
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0