雅子さま、グレイではなくブラックな装いに込められた“エリザベス女王への深い愛”〈キャサリン妃の首元には真珠のチョーカー〉 【季節の言葉１３７４】

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— 週刊文春 (@shukan_bunshun) September 22, 2022

雅子さま、グレイではなくブラックな装いに込められた“エリザベス女王への深い愛”
〈キャサリン妃の首元には真珠のチョーカー〉

こんな時にしか書けないことなので･････

冠婚葬祭に用いる「礼服」なのですが
皆さんは「紅下（べにした）黒」「藍下（あいした）黒」
･･･という言葉をご存知でしょうか？
もし知らなければ覚えて置いて下さいませ。

黒染めの際に、下地に入れる染で
紅（藍）を用いることを紅（藍）下黒といいます。
白生地に紅（藍）の染料を重ねて下染めをして、その後に黒で染めます。
これを何度か重ねるんですよねぇ～･････すると深みが凄く出るんです。
重ねる数で価格も変わります。
京都では「三度黒」が有名ですね。

基本、
「紅下（べにした）黒」は冬用の「礼服」に
「藍下（あいした）黒」は夏用の「礼服」です。

皆さんもお分かりかと存じますが
冠婚葬祭の「礼服」は基本、みなさん「黒」です。
普段は判らなくても、冠婚葬祭時に皆さんが「黒」で揃えば
一目瞭然で判ってしまうんですね。

例えば「洋服の青山」とか、今話題の「AOKI」とかの礼服って
黒の色が薄くカスれた感じの色合いでしょう。
並べばスグに判っちゃうんです。
若者なら、それで済むのでしょうが
ある程度、年齢を重ねると出席する機会も増えますしね。

特に「紅下（べにした）黒」は年月とともに
寂（さび）れた色というか、錆（さ）びれた色というか
鉄錆（てつさび）のような色合いが少し浮き出てきた感じとなって
なんというか「詫び寂」の境地のような
形容しがたい侘（わ）びしさを背中に纏（まと）う感じで
特に弔意を表すときなどにとても合います。

年齢や体型の変化に伴い「礼服」を新調される場合は考えてみては♪

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