二十四節気『寒露(かんろ)』 【季節の言葉1383】 本日10月8日は二十四節気の
『寒露(かんろ)』です。
江戸時代に出版された暦便覧という本では
『寒露(かんろ)』 を
『陰寒の気に合って 露むすび凝らんとすれば也』・・・と説明しています。
『寒露(かんろ)』の
「露」は別名で
「月の雫」とも呼ばれているんですよねぇ~・・・・・
ちなみに今年の
「十三夜」(栗名月)は本日10月8日(土曜日)です。
七十二侯では初項「鴻鴈来」次候「菊花開」末候「蟋蟀在戸」となります。
このころになると秋もその深さを増して肌寒さを感じるようになって、
朝夕は草の上に冷たい露を結ぶようになります。
暦の上では晩秋ですが、実際には少しずつ小さい秋を見つけられるようになってきました。
金木犀(きんもくせい)が甘い香りを漂わせ、ススキは穂を開きはじめます。
栗の木からはイガが随分と落ち、林の中を歩くとたくさんのどんぐりが見つかります。
銀杏の雌木には黄色い銀杏と共にあの独特の匂いが立ち込めてきました。
魚屋さんには美味しそうな秋刀魚に代表される秋魚が並びます。
新米も店頭に出始めました。
ブドウや梨や柿など秋の果物も彩りを添えてくれています。
秋は美味しい食べ物でワタシのアタマも一杯♪
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■旬の行事
◆神嘗祭(かんなめさい)五穀豊穣に感謝し、その年とれた米の初穂を天照大神に奉る伊勢神宮と宮中の祭りです。
神の饗(あえ)から来た言葉で、饗とは食事でもてなす事。宮中祭祀の中でも特に重要な祭祀です。
◆十三夜(じゅうさんや)十五夜から一月後の旧暦の9月13日。
中国から十五夜が入って来る前から存在した日本古来のお月見の日。
■旬の事柄
◆えびす講(えびすこう)日本中の神様が出雲大社に出向く神無月。恵比寿様はお留守番として残るそうです。
置いてきぼりをされ気の毒な恵比寿様を慰めようと神無月に盛大に行われるのがえびす講のようです。
恵比寿様の商売繁盛のお祭りは多くの地域でそれぞれあります。
関東では10月20日に行う地域が多く
「二十日えびす」といわれます。
一方、関西では正月10日(or5日)に行う地域が多く
「十日戎(五日戎)」といわれます。
■金生水(きんしょうすい)五行説では秋は金気、つまり金属の性質を持った季節とされています。
金属は、触れば堅くて冷たいものです。
金属のこの「堅い」という性質から、秋は堅い木の実(栗やどんぐり、椎の実など)、
穀物の実(稲や大豆)が実る季節なのだと古代の人々は考えました。
また、ひんやり冷たい金属の表面には露がつきやすいことから、
金属は水を生み出す性質があるとも考えられました。
ですから五行の金気は相生説では「金生水(金、水を生ず)」と説明されることになりました。
こう考えると、金気の季節、秋に二十四節気の内で
「露」の着く白露や寒露という名が使われたのもよく分かります。
秋は、実りをもたらすとともに、大気を冷やしてせっせと水を生み出す季節なのですね。
さて、寒露を過ぎ更に寒さが増して行けば、やがて冬がやってきます。
冬は五行説では水気の季節。金気の秋が草の上に露を結ぶことを繰り返すと、やがて水気の冬が来る。
古代の人々はこうして四季が交替して行くと考えたのでしょう。
とっても単純な考えですけれど単純だからこそでしょうか、妙に納得できるものがありますね。
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/10/08(土) 09:00:00|
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