『二十日ゑびす(ゑびす講)』 【季節の言葉1389】
京都・恵美須神社「二十日ゑびす大祭」
・10月19日(宵戎)
・10月20日(本戎)『ゑびす大神』が海にお帰りになる『十日ゑびす祭典』(初ゑびす)と対をなし、
海からおいでになられた旧暦の9月20日(現在の10月20日)にとり行われる祭典です。
江戸開幕の当時、京の商人が江戸へ渡り商いをして、10月20日に京に帰り、
ゑびすの尊像を祀り、その御神徳に商売繁盛と旅の安全を感謝したのが始まりとされています。
明治以降、京都の商店街では、「ゑびす講」と銘打って大売出しを行うようになり、
これが
「バーゲンセール」の基となりました。
本日20日(木)は、恵美須神社で午後2時半より生間(いかま)流包丁式が奉納されます。
「生間(いかま)流包丁式」については下記リンク先にてご紹介しています。
『宮廷の祝い膳』 (京都の休日742) - 2022/03/20/ 09:00 (ココをクリック)今でも古い商家には、二十日の大祭当日、
小判をかたどった「はんぺい(はんぺん)」と、
笹をかたどった「ねぎ」を煮て、商売繁盛と家運隆盛を祈りながら食べる風習が残っています。
商売の神様といえば、関西では
戎さん(ゑべっさん)。
それに対して関東では
「お酉(とり)さま」。
戎さん(ゑべっさん)は、海漁の守護神から市(いち)の神、
そして商売繁盛・開運の神様となりましたが、
「お酉さま」は、農耕の守り神から市の神、
そして商売繁盛・開運の神様となりました。
「鳥・酉(とり)」は『取』に通じ、濡れ手に粟の鷲(わし)づかみ、
熊手で運や財をかっ込み(取り込み)ましょうということです。
なので関東には『鷲(わし)』のつく名の神社が圧倒的に多いのですね。
今年の
「酉の市」は三の酉まで執り行われます。
11月 4日(金)一の酉
11月16日(水)二の酉
11月28日(月)三の酉ワタシは
「酉の市」の熊手屋さんの商談成立のときの景気の良い手締めが大好きです。
それと「頭(とう)の芋」。
「頭(とう)の芋」(八つ頭)は、「人の頭に立つ」とか、子宝に恵まれるとかいって、
粟餅や熊手とともに酉の市の縁起の良い名物ですよね。
東西ではさまざま違いはあれど、
皆さまには
商売繁盛・開運ご多幸を心より祈念いたします。
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/10/20(木) 08:11:55|
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