わたせせいぞう 画
『酉の市』 【季節の言葉1398】本日、11月4日(金曜日)は
『一の酉』ですね。
江戸の昔より
『一年の無事に感謝し、来る年の幸を願う』酉の市◆今年2022年(令和四年)年の『酉の市』は、
11月 4日(金曜日) 一の酉
11月16日(水曜日) 二の酉
11月28日(月曜日) 三の酉◆新宿の花園神社・浅草の鷲神社など、有名な酉の市関東を中心に、各地で酉の市が開かれています。
有名なのは下記ですが、関東ではこのほかにも30カ所以上で行われています。
・大鷲神社(東京都足立区) ※『酉の市』発祥の地とされています
・鷲神社 (東京都台東区) ※関東三大酉の市のひとつ
・花園神社 (東京都新宿区) ※関東三大酉の市のひとつ
・大國魂神社 (東京都府中市) ※関東三大酉の市のひとつ
・素盞男神社 (名古屋市中村区)
・長福寺 (名古屋市中区)
・大安寺 (静岡県浜松市中区)
・大鳥大社 (大阪府堺市西区) ※大鳥信仰の総本社とされています興味のある方は、下記の「続きを読む」をクリック!いつもご訪問ありがとうございます。
皆様の“ポチッ♪”っとが励みになります(^^)
キーボード左下の【 Ctrl 】を押しながらポチッ♪ よろしくお願いします。
人気ブログランキング
『招き猫のはじまり』
昔々、江戸の町にとても貧しい禅寺がありました。
ひっそりと二~三人の雲水だけが修行し、
檀家のお布施によって辛うじてお寺の運営を維持していました。
この寺の和尚さんは大の猫好きで、
ただでさえ粗末な自分の食事を割いて猫に与え可愛がっていました。
ある日、あまりに貧しいので和尚さんは猫に向かってグチを言いました。
「おい猫よ、もしお前が私に恩を感じるならば、何か果報をもたらしてみよ」
でも猫は何も答えませんでした。
それから何か月か経ちました。
夏の日の午後でした。
門の周辺が騒がしいので何だろうと思って行ってみると、
鷹狩りの帰りとおぼしき数人の武士がそこにいました。
ひときわ風格のある立派な武士が和尚にむかって言いました。
「我ら、今、寺の前を通りすぎようとしたら、
門前に一匹の猫がうずくまり我らを見上げてしきりに手招きしておる。
その様子があまりに不審なのでここまで尋ね入った次第。しばらく休憩させよ」
和尚は一行を歓迎して、休憩所で渋茶などを振る舞いました。
すると、先ほどまでの晴天がうそのように曇りだし、たちまち激しい夕立が降りはじめました。
ついには雷鳴までもが加わってすぐにはやみそうもありません。
手持ちぶさたは失礼と、和尚は三世因果(過去・現在・未来の因果関係の法話)の説法をしました。
それを聞いて武士は大いに感銘し、仏教に帰依したいと申し出ました。
それどころか、この寺の檀家になりたいとも言ってくれました。
和尚はびっくりしました。念のため、武士の名前を伺うと、
武士は「我こそは、江州彦根の城主、井伊直孝なり」と名乗りました。
初代・井伊直政に次ぐ二代目彦根城主で、
彼のずっとあとに安政の大獄を取り仕切った大老・井伊直弼が生まれています。
井伊直孝は言いました。
「猫に招き入れられたおかげでこうして雨をしのぎ、貴僧の法談を聞くことができた。
これもひとえに仏の因果だろう。これを機に、いろいろ世話になりたい」
この時から井伊家の江戸における菩提寺はこの寺に決まりました。
この日以来、この寺は吉運が開き、やがて井伊家から莫大な寄進が寄せられ、
一大伽藍を形成する立派なお寺になりました。
寺の名を「豪徳寺」といい、今の東京都世田谷区にあります。
猫はやがて死にました。しかし猫が吉運を招きいれたとしてこの寺を
人々は猫寺と呼ぶようになりました。また、和尚も猫のために墓を建ててやりました。
さらに後生のためにこの猫の姿を再現した「招福猫」(招き猫)を作り、
家内安全・商売繁盛・心願成就を祈念するシンボルとしました。※
「招き猫」の由来については諸説あって、どれが定かなものなのか分かりません。
※井伊家の菩提寺は彦根の「龍潭寺」と、東京の「豪徳寺」と言われています。
いつもご訪問ありがとうございます。
皆様の“ポチッ♪”っとが励みになります(^^)
キーボード左下の【 Ctrl 】を押しながらポチッ♪ よろしくお願いします。
人気ブログランキング
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2022/11/04(金) 06:00:00|
- 季節の言葉
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0