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11月15日は『七五三』  【季節の言葉1402】


わたせせいぞう 画
11月15日は『七五三』  【季節の言葉1402】


 この時期になると、お着物を着たかわいい子供たちの姿が、神社でも見られるようになってきます。
では、この時期に「七五三」を行うのは一体なぜなのでしょう?

■七五三は、11月15日の「鬼宿日」に行う
穏やかな晴れの日が多い10月中旬ごろから11月中旬に七五三を行う方が多いようですが、本来は11月15日に行います。
それはこの日が鬼宿日にあたり、婚礼以外はなにをしてもよい日、吉日とされているからです。

「鬼宿日」とは日の吉凶判断などに使われる日の二十八宿の一つで、二十八宿中の最良の日とされています。
江戸時代の占い方では、11月15日が必ず鬼宿日と決まっていたため、
将軍家の七五三にはこの日が選ばれるようになりました。
鬼宿日が めでたいのは、お釈迦様の誕生日がこの日だったと信じられているためです。

■七五三の行事自体は室町時代には始まっていました。
古来から公家の間では、男女三歳になると
これまでしばしば剃っていた髪を蓄髪(ちくはつ)する髪置(かみおき)、
男子五歳で初めて袴を着用する袴着(はかまぎ)、
女子七歳になると付紐(つけひも)をやめて大人と同じように縫帯(ぬいおび)を着用する帯解(おびとき)など
それぞれ子供の成長に応じた年祝い(としいわい)の儀式が行われていました。

◆三歳:「髪置」ようやく髪がそろい髪を伸ばす頃
これは、昔の子供は赤ちゃんの間は、みんな丸坊主に剃っていた髪の毛を、「この日から伸ばすぞ!」という行事で、
その日から頭頂部を伸ばして、いずれくくり始める・・・という、言わば赤ちゃん卒業の行事です。
◆五歳:「袴着」初めて袴をつける
多くは、子供を碁盤の上に立たせて、恵方に向かせ、袴を左足で踏み、右足から履かせるという儀式を行いますが、
普通に袴を履かせるだけ・・・というのもありました。
◆七歳:「帯解」歯もはえ揃い、紐付き帯ではなく本仕立ての着物と丸帯を
これは、それまで着ていた紐つきの幼児の着物をやめ、大人と同じ四つ身の着物を着て帯を締める儀式です。
これは、『四つ身祝い』や『紐解き』『紐落し』などと呼ぶ地方もありました。

江戸時代に五代将軍綱吉のご子息のお祝いをこの日に行ったことから、
関東の武家社会を中心に七五三が定着したと言われています。

昔は子どもの死亡率が高かったため、無事に成長してくれたお祝い、そしてこれからの長寿を願って、
その子の生まれた土地の神様に感謝とこれからの加護をお願いする儀式として現在にいたっています。

七・五・三の数は子供の発達段階に応じた歳にあたるばかりでなく、
我が国の祭礼や民俗のベースとなっている陰陽五行(おんようごぎょう)や易(えき)では
陽数(奇数)の中心となるめでたい数とされ、その合算が望月(もちづき)となる十五日(陰暦)、
祭り月とされる霜月(しもつき)十一月は、
易では万物に陽気が萌(きざ)す「一陽来復(いちようらいふく)」の月とされ、
「殖(ふ)える」という意味をもつ十二支の子月(ねづき)に
七五三まいりが行われるのも子供のしっかりとした成長を願う親心の表れです。

■七五三といえば「千歳飴」
七五三といえば「千歳飴」。これは延寿、長く生きて欲しいという願いを込めて、めでたい紅白で色づけられています。
今でも伝統を重んじる和菓子屋では、一度神社でお祓いを受けた物を店頭に並べています。

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・・・と、ここまではドコにでも書いてある『七五三』ですね。
いかにも、古式ゆかしい伝統行事のように思ってしまいますが、
実は、このような形式になったのは、明治になってからの事なのです。

よく、武士の元服などの儀式と混同してしまいがちですが、
『七五三』は、むしろ農民や町人といった庶民の儀式だったのです。

それゆえ、地方によって、日にちもまちまち、形式もまちまちに行われていた一連の行事が、
明治に入って11月15日に一緒に行われるようになったのです。

ですから、個々の行事に関しては、それそれ歴史が古いので、伝統行事と言えば、伝統行事ですね。

昔は「七歳までは神のうち」とされていて、
それまでは、神社のお祭りなどで、神様の代役、あるいは神様に近い重要な役目をする事が多かったのですが、
七歳からは、その地の氏神様の氏子となり、
村の「子供組」などに参加して、集団生活を経験させるスタートとなる年齢が七歳だったのです。

♪通りゃんせ 通りゃんせ
 ここはどこの細道じゃ
 天神様の細道じゃ
 この子も七つのお祝いに
 お札を納めに参ります
 行きはよいよい帰りは怖い・・・♪


この歌の「行きはよいよい、帰りは怖い」の部分。
七つのお祝いなのに、なんで?帰りは怖いのか?

それは、さきほどの「七歳までは神のうち」に関連しています。

神様だった子供は、人間になるにあたって、一つの目に見えない精神的な・・・・・
あるいは霊的な節目を越えなければなりません。

実はその時、その中で人間になれない子がいるのです。
当然、その子は神様のもとに据え置かれる事になるのです。
「神様に連れていかれる」・・・つまり、神隠しや死を意味しているのです。

神様に連れていかれるかも知れないから「こわい」・・・
でも、それを踏み越えれば子供は大人の仲間入りとなるのです。

三歳・五歳・七歳という年齢なのは、奇数を陽数とする中国の思想からきている数字であると思われますが、
今も、七歳になると小学校に入学して、初めて(幼稚園は義務教育ではないので・・・)集団生活をする・・・
・・・というのは、このなごりなのかもしれませんね。

ただし、先ほども言いましたように、
明治の頃までは、これらの行事はお誕生日にやったり、正月にやったり、
あるいは、“帯解き”の行事を3歳ですませてしまうところもあったり、
逆にまったく何もやらなかったり・・・
・・・と、地方によって様々でした。

『七五三』は、ただただ子供の健やかな成長を心から願う親心そのものです。
親馬鹿なので、当時を思い出しただけでも、ついつい顔がほころびます。

ちなみに下記の写真は「裳着(もぎ)」です。
2019_04_13_image_mogi.jpg

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