二十四節気『芒種(ぼうしゅ)』 【季節の言葉1535】 本日6月6日から二十四節気のひとつ
『芒種(ぼうしゅ)』です。
「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」(暦便覧)
「芒(のぎ)」とは、稲や麦の穂先についているトゲのことです。
昔は、この時期に穀物の種まきや、麦の刈り入れ、田植えをする季節とされていました。
現在では、田植えはもう少し早い時期にされるようです。
梅雨入りを前に、農家の仕事が忙しくなる頃とされています。
またこの頃には梅の実が色づいたり、キレイな水辺には
蛍が飛び始めたり、
爽やかな川のせせらぎが一年を通じて最も美しく感じられる頃です。
亀岡から嵐山へと流れる保津川には鮎が昇り始めます。
自然の中に夏の気配を感じることでしょう。
二十四節気は元々、中国の寒冷な地方を基にしていますので
日本の季節や意味とは若干ズレが生じますよね。
その中国では「体調管理に気を付けて栄養をとる」って意味合いが
「芒種」にはあり、
中国の地方によっては、芒種には肉を食べる風習もあるようです。
「芒種」は、二十四節気では「小満」の次、「夏至」の前ですよね。
沖縄では、一つ前の節気と合わせて「小満芒種(すーまんぼーす)」と言って「梅雨」を意味するそうです。
禾(のぎ)と
芒(のぎ)は同意語でイネ科の食物のことです。
芒(のぎ) = 禾(のぎ) = 稲稲といえばお稲荷さんですね。稲荷神社の御祭神は宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)です。
別名
「御饌津神」(みけつのかみ)とも言います。 食を司る神様です。
詳しくココでは申しませんが
「神道(しんとう)」を学ぶ者としては
この「
御饌津神(みけつのかみ)」は、ポイントとして重要な意味を持ちます。
これからの時代、更にワタシの中では重要視しなければならないでしょう。
稲穂と云えば
「五円玉硬貨」。
五円硬貨をよく見ると、一面には稲穂(農業)、真ん中の穴の周りに歯車(工業)、
そうして下部には海(漁業)。もう一面には若芽(林業)がデザイン化されています。
そうして通貨という商業を含め五大産業がここにあるのですね。
総ての産業がお金に御縁(五円)がありますようにという願いを込めて♪
稲穂は一粒の米粒から幾多の黄金なす稲穂が生まれます。
「いなり」は「稲生り」から来たとも言われています。
稲は稲荷神社だけに関係するのではなく、神道にとって「稲」は切っても切れない存在です。
◆七十二候◆
初候「かまきり生ず」
次候「腐草(くされたる)ほたよとなる」
末候「梅の実の黄ばむ」「蛍」も川辺に愛でれるようになり始めましたね
今週末辺りは1度、前の自宅へ掃除がてら「蛍」狩りにでも覗きに行ってこよっと♪
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2023/06/06(火) 06:00:00|
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