七十二候【玄鳥去（つばめさる）】 【季節の言葉１５７５】

9/18~9/22頃の七十二候
『玄鳥去(つばめさる)』です。
夏の間賑やかだったツバメ達が
越冬のため南へと渡っていく季節です。
来年の『玄鳥至(つばめきたる)』の時期まで、暫しのお別れ…#七十二候#歳時記#玄鳥去#ツバメ#ねこ#アナログイラスト#アナログ絵描きさんと繋がりたい pic.twitter.com/a0WuMrDOkM

— 小梅知恵 (@Chie_Koume) September 18, 2020

七十二候【玄鳥去（つばめさる）】 　【季節の言葉１５７５】

本日から、二十四節気「白露」の末候・第四十五候の
【玄鳥去（つばめさる）】です。今年は9月18日～22日までにあたります。

明けて23日（土）は「秋分の日」となり、秋たけなわとなります。

暑さ寒さも彼岸まで…の言葉通り
ツバメたちは　日本が寒くなる前に南へ旅立ち、代わりに雁や鴨などがやって来ます。
また、この期間に秋彼岸に入ります。

4月のはじめ第十三候【玄鳥至（つばめきたる）】から半年
越冬を終え　帰って来たツバメが卵を孵し、雛を育て再び南の国へ
季節が変わるとは雛の成長も意味しているのですね。
ツバメが去るということは　秋の深まりが進んでいる･･･ということになるのでしょう

秋の季語に「秋の野」という言葉があります
秋は実りの季節…稲、果物などの実だけでなく
花も秋らしく　一色（ひといろ）濃く　風情を漂わせて咲いてくれます。

この季節こそ、少し街から離れて　山や里の自然に触れたいものです。
9月から10月は秋の七草（萩、ススキ、桔梗、撫子、オミナエシ、葛、藤袴）をはじめ
吾亦紅（われもこう）、蕎麦の花、曼珠沙華（まんじゅしゃげ）などの花が
次から次へと野を彩り、私たちの目を楽しませてくれます。

今年は「中秋の名月（十五夜）」も「満月」も9月29日（金）です。
名月を「十五夜」と呼ぶことから、
9月の「中秋の名月（十五夜）」も「満月」と一緒だと勘違いしそうになりますが
「中秋の名月（十五夜）」と「満月」が同じ日になるのは数年おきです。

そして20日（水）からは「後の彼岸」に入ります。
春の彼岸に対し秋の彼岸は、秋彼岸・後の彼岸と言い分けます。
「後の彼岸」明けは26日（火）です。

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