秋の『衣替え・建具替え』 【季節の言葉1580】昨日 10月1日は
「衣替え」の日ですね♪
衣替えの始まりは、平安時代の宮中の年中行事。
旧暦の4月1日からは
夏装束、
10月1日からは
冬装束と定められていて、
衣の素材や染めの色はもちろん、
扇の素材まで替えていたといいます。
そして鎌倉時代になると、衣類だけでなく
建具や家具、調度品も
「衣替え」するようになりました。
京都の町家では、いまもその習慣が残っていて、
衣服を着替えるように
「建具替え」を行います。
世間では
「建具替え」とか、
「しつらえ替え」って言い方をされていますが、
我が家では昔からずっと
「模様替え」と言ってます。
夏用の建具から 障子・襖(ふすま)へと再び建具替えを行います。
この時に、ついでに大掃除も行いますので、
年末の寒い時期に 大掃除する必要が無いんですね。
そして、カーテンやカーペットや座布団、絵画にいたるまで
全て秋冬用へと替わります。
まぁ~要は間仕切りなど、室内のしつらえを
夏景色から冬景色に改めるんですね。
気持ちの切り替えです。
・・・で、余談ですが、
『茶道』・・・お茶の世界では
5月に装いを替え、そしてまた11月に装いを替えます。
11月から4月までが
『炉』5月から10月までが
『風炉 (ふろ・ふうろ)』5月から10月までの
『風炉』は
「風」が馳走
11月から4月までの
『炉』は
「火の熾(お)り」が馳走
これからの季節は
『炉』の
「火の熾(お)り」が馳走になります。
『炉』の灰に埋めた炭火を
『埋み火(うづみび)』と云い、
消したくない火種を灰でかぶせて火種を温存し、
必要なとき再び火を燃え上がらせることを言います。
『埋み火(うづみび)』・・・消えない想いを そっと隠しながら密やかに燃え続けます埋み火のまだあたたかき灰ならす・・・・・ 小橋久仁
埋火に同じ思ひの二人かな・・・・・ 百生栄子
埋火に月下戻りし身を伏せぬ・・・・・ 大野林火
埋火とわが寝すがたと小夜更けぬ・・・・・ 五十崎古郷
埋火の二階の闇へ梯子かな・・・・・ 楠目橙黄子
櫻しべ浴ぶ埋火のやうな恋・・・・・ 塚原いま乃いつもご訪問ありがとうございます。
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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ
- 2023/10/02(月) 09:00:00|
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