【日本株週間展望】5年ぶり1万4000円へ、業績と海外勢買い Bloomberg NEWS 2013/04/26/ 16:31 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MLSX3E1A1I4S01.html 5月1週(4月30日-5月2日)の日本株は、円の先安観を背景にした企業業績の改善期待から続伸しそうだ。大型連休の谷間で市場全体の売買はやや細るとみられるものの、需給面で海外投資家の買い意欲は強く、
日経平均株価 は2008年6月以来、およそ5年ぶりに1万4000円を回復する。 東海東京調査センターの中井裕幸専務は、「今の日本株は為替次第。節目の1ドル=100円接近でポジション整理も出ているが、相場は一度動くと振れるもので今後105円、110円となる可能性は高い」と指摘。日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)にある2013年度為替想定の1ドル=85円と比べれば、今後の収益拡大期待は大きいとしている。
日銀の異次元金融緩和を契機に海外勢の実需買いなど大きな資金が入ってきており、利益を得るには人と違うことをすべきと諭す「人の行く裏に道あり花の山」との相場格言は、「今回は『人の行く道に王道あり』で、余計なことを考えない方がいい」と中井氏は言う。
4月4週の日経平均は、1ドル=99円台を中心に推移した為替の動きが主に好感され、週間で4.3%高の1万3884円と反発。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明では、日本の金融政策は「デフレを止め、内需を支えることを意図したもの」と明記され、日銀の黒田東彦総裁は各国から理解を得られたとの認識を示し、「一層自信を持って適切に金融緩和を運営していける」と語った。
■高まるプレゼンス マネーの量を2年で2倍にする、とした日銀の新緩和策は国内外の投資家に衝撃を与え、特に海外投資家の間で日本が長期デフレから脱する可能性に期待感が強まっている。東京証券取引所のデータによれば、4月2週に日本株を過去最高の1兆5865億円買い越した海外勢は、翌週は1500億円ほど売り越したが、3月最終週からの4週間で差し引き2兆4000億円 余りを日本株に振り向けた。
英資産運用会社のスレッドニードル・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、マーク・バージェス氏は「日本はリフレ政策の規模で、すっかり市場を驚かせた」と指摘。対照的に中国の経済成長見通しには懸念を示し、アジアへの株式投資を行うプロの間で日本株のプレゼンスは高まりつつある。同社ファンドの「グローバル・アセット・アロケーション」のポートフォリオ には、昨年末時点で日本株からトヨタ自動車 やマキタ 、サンリオ が組み入れ上位に並ぶ。
米BOAメリルリンチの世界ファンドマネジャー調査によると、4月の日本株の配分状況は4カ月連続で上昇し、プラス20%のオーバーウエートと07年以来の水準。今後1年間に最もオーバーウエートしたい市場では、日本はプラス26%のオーバーウエートと前月から20ポイント急伸。日本の企業業績見通しは、「最も明るい」から「最も暗い」の差数がプラス39%と米国、欧州、英国、新興国の中で1位となっている。
■円の先安観、業績上振れ余地 メリルリンチ日本証券の株式ストラテジスト、神山直樹氏は同調査で円は十分円安になったと見られておらず、日本のインフレ見通しも05年と同程度に高いと分析。「黒田総裁のレジーム・チェンジによって日銀の見方が180度変化し、12年2月に1%のインフレを『めど』とした時とは全く異なる市場の反応」と受け止める。国内でも、低金利が長期化した場合に大手生保が今年度の運用計画で外国債券を積み増す可能性を示唆しており、潜在的な円安材料の1つだ。
本格化した国内企業の決算発表で示される14年3月期の会社計画を見る限り、輸出関連セクターを中心に昨年11月中旬以降の円安進行が着実に収益を押し上げ始めた。建設機械大手のコマツは、中国での需要減少の影響などで前期純利益は24%減益になる一方、今期は1ドル=95円を想定する円安効果などで、46%増益を見込む。トラック大手の日野自動車も、国内やアジア需要の堅調、円安効果で今期純利益は26%増の600億円と2期連続の最高益更新を計画している。
■懸念はSell in May 強い日本株にとって、当面の懸念材料は直近でさえない米国、中国の経済統計とここ数年の5月株安のアノマリーだ。4月最終週に発表された米統計では、3月耐久財受注が7カ月ぶりの大幅減少となった。中国では、感染拡大が深刻な鳥インフルエンザ「H7N9型」問題の悪影響が警戒される。5月1週は、1日に米国で4月の供給管理協会(ISM)製造業景況指数、中国で製造業購買担当者指数(PMI)、3日に米国の雇用統計が公表予定だ。
米雇用統計は、3月の非農業部門雇用者数が前月比8万8000人増と9カ月ぶりの低水準にとどまった。ブルームバーグのまとめでは、4月はエコノミスト予想の中央値で14万5000人の増加に回復する見込み。東海東京調査センターの中井氏は、悪かった場合でも「かつての『ゴルディロックス経済』と同じで、ゆっくりと持ち直せば金利上昇は抑えられる」とし、日米株式に心地よい状況が続くとみる。4月30、5月1日には米国で連邦公開市場委員会(FOMC)、2日に欧州中央銀行(ECB)の理事会が開かれる。
一方、米ウォール街には6-9月の相場が相対的に悪い経験則に基づき、「Sell in May and go away(5月に売りどこかへ行け)」という格言がある。過去3年の5月の米ダウ工業株30種平均 はギリシャなど欧州の財政問題が深刻化した影響もあり、10年に7.9%安、11年に1.9%安、12年に6.2%安と不振。日経平均も10年が12%安、11年1.6%安、12年10%安と連鎖した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資情報部長の藤戸則弘氏は、日本株は5月の連休後に「ヘッジファンドの決算前の売りが出て、いったん踊り場を形成する」と予想。半面、「政府・日銀が国策で資産価格を上げようとしている」とも話し、先高観の強さにも言及した。兜町には古くから、「国策に売りなし」との格言も伝わる。
記事:東京 院去信太郎 記事:Nick Gentle ■□━━━━・・・・・‥‥‥………………………………
冒頭に
『日経平均株価 は2008年6月以来、およそ5年ぶりに1万4000円を回復する。』 ・・・って、もう断言しているものねぇ~・・・・・凄ぇ~わ♪
『日銀の異次元金融緩和を契機に海外勢の実需買いなど大きな資金が入ってきており、利益を得るには人と違うことをすべきと諭す「人の行く裏に道あり花の山」との相場格言は、「今回は『人の行く道に王道あり』で、余計なことを考えない方がいい」と中井氏は言う。 』 いやぁ~言う通り「異次元相場」なのは認めるけれども、余計なことは考えるんだよなぁ~・・・・・
まぁ~14400円付近に近づいたら・・・って事だけれども・・・・・
何か仕掛けがあるんじゃないの???・・・って色々と疑心暗鬼なんだよねぇ~・・・・・
どうしても人間が捻(ひね)くれているからぁ~・・・・・
不安を煽る気は無いけれども一応、何事も想定内として考えて置かなければ・・・・・
・・・って事で、出来るだけこの3日間の内に不安材料は書くようにします。
もうこのゴールデン・ウィーク前半は予定が詰まっていますので、書ける時間が余り無いんだよなぁ~
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2013/04/27(土) 10:00:00 |
通信社株式コメント
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