上値重い、中国リスク再燃や米利上げを警戒=来週の東京株式市場REUTERS 2015/09/04/ 15:43 JST
http://jp.reuters.com/article/2015/09/04/idJPL4N11A0DW20150904来週の東京株式市場は、上値の重い展開が予想される。休場明けの中国市場の動向や中国経済指標の内容次第ではリスクオフの動きが加速しかねない。8月米雇用統計発表後に9月の米利上げ観測が強まれば、欧州中央銀行(ECB)総裁のハト派姿勢にも関わらず、グローバルマネーが萎縮することも考えられる。11日のメジャーSQ(特別清算指数)算出日を前に投機的な売買も出やすく、引き続き振れ幅の大きい地合いとなりそうだ。
日経平均の予想レンジは1万7200円─1万8200円。
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恐怖指数とも呼ばれる米VIX指数 や日経平均ボラティリティ指数 をみる限り、投資家の不安心理が収まったとは言えない状況だ。4日の東京株式市場で日経平均は大幅安となり、2月10日以来、約7カ月ぶりの安値水準を付けたが、日本株は引き続き目先の材料を過剰に織り込む落ち着かない相場が予想される。
最初の注目材料は、4日発表の8月米雇用統計。ロイターがまとめた市場予想によると、非農業部門雇用者数が22万人増と予想されている。これを大きく上回ると米9月利上げ観測が強まり、マネーフローの逆流も意識されやすい。「新興国や資源国の通貨が狙い撃ちにされるとリスクが高まる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)という。ドラギECB総裁が3日の記者会見で追加緩和の可能性を示唆し、グローバル緩和環境が継続するとの期待はあるが、米利上げ観測はそれを打ち消す以上のネガティブ材料になる可能性も否定できない。
休場明けとなる中国市場の動向も気がかりだ。上海総合指数 が再び下値を試すようなら、日本株への売り圧力も強まりかねない。中国景気の減速が懸念される中、8日には8月中国貿易収支が発表される。「輸入が予想以上に減速し、中国の内需の弱さが鮮明になれば悪材料」(野村証券シニア・インベストメント・ストラテジストの田之上章氏)との指摘もある。足元の日本株は投資家のマインドに左右され、大きな理由もなく上下に振れる展開になっている。中国発の材料には引き続き敏感に反応しそうだ。
需給面では海外勢の売りに対し、下値で個人、年金、事業法人など国内勢の買いという構図に変化はないが、11日の9月限日経平均先物・オプションSQ(特別清算指数)算出がかく乱要因になる。最近のSQ週はポジション調整や仕掛け的な売買で上下に振れるケースが目立つため要注意だ。一方、9月は中間期末の配当権利取りも意識される。短期的な底打ち感が出れば、ある程度のリバウンドが見込まれる。 (株式マーケットチーム)
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さて、下記は来週9月7日・月曜日の「外国証券寄付前成行注文状況」に同じものを載せますが、
先に載せて現在の相場観を述べさせて頂きます。
■CME日経225先物 17635(-125)(¥建て)
■CME日経225先物 17635(-125)($建て)
■騰落レシオ(東証1部:年初来極値67.21%、最高値:2012/12/19:164.52%、2014/06/24:164.09%)
東証1部 72.93
東証2部 67.60
マザーズ 63.30
東証JQS 70.29
東証JQG 64.04
■日経VI
39.19(+3.54)
■空売り比率
41.6%
■Fear & Greed Index
10 - Extreme Fearまず
「CME日経225先物」で当日、騰げて始まるのか、下げて始まるのかのメドが起ちます。
そして
「騰落レシオ」で現在の各市場の中期トレンド、立ち位置が分かります。
騰落レシオ
70%前後は底値圏、特に60%割れともなれば絶好の買い場となります。
しかし東証1部の60%割れは2012年6月4日の59.33%以降はありません。アベノミクスでは1度もないのです。
あの2013年6月の暴落時ですら68.16%でしたから、今回8月25日の67.21%が、いかに酷かったかが判ります。
なので今回の「2番底探り」も騰落レシオが60%台(東証1部)となるのが一つの目安となるかと思います。
次に
「日経VI」 (ココをクリック)、正式には「日経平均ボラティリティー・インデックス」と呼びますが、
リンク先で観れます。グラフもありますので、現在の状況が判るかと思います。
日経平均株価の恐怖指数だとお考え戴ければ良いかと思います。
詳しい見方は、下記リンク先を参照くださいませ。
日経VI(ボラティリティインデックス) (ココをクリック)さて次に
「空売り比率」 (ココをクリック)ですが、これもリンク先で観れます。
東証が日々公表している空売り集計では、投資家自身が保有する現物株を売る実注文と
投資家が株券を借りてきて売る空売りの2種類があります。
その2つを合計したものが空売り比率です。
9月4日の分であれば、
34.1% + 7.5% = 41.6% となり、上記記述の通りとなります。
普段はおおよそ36~37%くらいが上限で、下限は25~27%程度、この辺りを上下します。
39%を超えて行けばボトムアウト、逆に20%を下回り、18~19%程度になるとピークアウトを示唆します。
現在は既にボトムアウト状態です。
次に
「Fear & Greed Index」ですが、
NY市場の恐怖指数だとお考え戴ければ良いかと思います。
数字が少なくなるほどNY市場が恐怖に包まれていることを示し、
数字が上がるほど楽観的となります。「50」が中間点です。
「Fear」は「恐怖」という意味で、
「Greed」は「欲張り・強欲」という意味。
「Extreme」とは「とても」とか「極度の」という意味です。
現在の指数は「10 - Extreme Fear」ですが、ワタシは去年10月に「1」を見ています。
ちなみに今回、8月21日(金)~25日(火)の「Fear & Greed Index」は
8月21日(金)「10 - Extreme Fear」
8月24日(月)「5 - Extreme Fear」
8月25日(火)「3 - Extreme Fear」でした。
これで、おおよその「外国証券寄付前成行注文状況」の見方が理解できましたでしょうか?!
さて今後の動きなのですが、上記指数の雰囲気から申せば、
残念ながらまだ「2番底」には至っていないような雰囲気ですね。
日経平均株価の節目は、17600円台にあるので、ここで止まるかなぁ~・・・と思い
昨日「17700円を割って引けると、ちょっとマズイ」と書いたのですが、
次の節目である17100円台を目指す可能性があります。ドル円では117円台の可能性ですね。
これは一応、視野に入れて置いて下さいね。
もしそれ以上となれば再度、ブログで表示して行きたいと思っています。
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- 2015/09/05(土) 12:00:00|
- 通信社株式コメント
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| コメント:3
「利上げが悪いことでないとか、そんな理由で気づいたら株式指数も暮れに向けて一旦は上昇では?」
それは正解ですね。過去の米国の金利引上げとNYダウや日経平均株価のチャートを重ね合わせれば分かるのですが、
過去、米国金利引上げ後にNYダウもN225も騰がっているんですよね。
なので結局、毎年と同じ通りになると申し上げた次第です。
但し、年末もしくは年明けからはヤバイ可能性が高いです。
- 2015/09/06(日) 13:24:17 |
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