植松電機 1 - 「夢に向かって」植松努物語(『心を育てる』感動コミック) - 田原 実(著)、西原 大太郎(イラスト)
『思うは招く』北海道赤平市に、ロケット開発に取り組んでいる植松電機という会社があります。
2007年にカムロケットの打ち上げに成功し、その後改良を加え実用化を目指しているところです。
この会社の社長、植松努さんのお話をYouTubeで聞く機会がありましたのでご紹介したいと思います。
植松さんは、子ども時代はどこにでもいる夢見る少年でした。
植松少年は、大人たちに将来に夢を聞かれると、
「飛行機やロケットの設計者になりたい!!」・・・と、目を輝かせて答えました。
しかし、それを聞いた大人たちの反応は一様だったそうです。
「そんなことができるわけはない」、「お前の頭では無理だ、もっと現実的に考えろ」、
「そのような仕事は、日本のトップレベルの大学に進学しなければ無理だ」などなど・・・・・
全て少年の夢を打ち砕くような言葉ばかり。
ワタシの少年時代の周りの大人たちも、こんな大人たちばかりでした。
ワタシは、これを聞いて こんな言葉を思い出しました。
『最も良い教師(大人)とは子供と共に笑う教師(大人)である。
最もよくない教師(大人)とは子供を笑う教師(大人)である。』 by A・S・ニールそんな中でも、支えになったのが、植松少年の母親が常々言っていた
『思うは招く』だったそうです。
意味は
「強く思続けていれば、いつかは思った通りになる」ということでしょうか。
その後、植松さんは北見工業大学に進学。
航空力学などを独学で学び、本州の航空機設計事務所に就職。
念願がかなったものの、5年後に父が亡くなり、
不景気の中で将来に展望が見えない零細企業の植松電機を継ぐことになります。
そんな中でも、子どものときに培った創意工夫が役に立ち、
後に世界シェア80%を占める鉄くず選別機を開発します。
その後、子どもの頃の夢であるロケット開発に乗り出し、とうとうその打ち上げに成功したのです。
ロケット開発は、植松さんの夢であると同時に、これから十分採算の取れるハイテク産業でもあるということです。
植松さんが忙しい中でも公演活動を続けているのは
「どうせ無理」という一言で、
簡単に夢をあきらめてしまう人が多いという現実を少しでも変えたいからだと言います。
ロケットの成功は、まさに「夢をあきらめなかった」からであり、
その支えとして母親の
「思うは招く」という言葉があったのです。
小学・中学・高校・大学時代は、多くの事物に触れ、自分の趣味・関心を広げ、
将来への夢や希望を大きく広げる時期です。
そのような子どもたちを育てるためには、大人もまた夢を語れなくてはなりません。
『思うは招く』。しかし単に「思う」だけでは「招けない」。ここが肝心。植松さんは「どうせ無理」「やっても無理」という言葉に出会ってしまったら
「だったらこうしてみたら?」と返せる心構えを推進しているそうです。
「どうせ無理」「やっても無理」という言葉に対して
「だったらこうしてみたら?」と瞬時に返せるように成るには、
「どうせ無理」「やっても無理」を克服し、どうやったら現状を打破できるか?!・・・ってことを
日々考えながら創意工夫して行く習慣を持っているかに掛かっているかと思います。
「やったことのないことをやろう」「中途半端OK! ただいま成長中」いやはや・・・言葉が染み入ります。
もし宜しければご覧下さいませ ^^♪
Hoping invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo服部 隆之 - 『下町ロケット』 -MainTheme-
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- 2015/11/29(日) 10:00:00|
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